独自の円筒形セルと化学特性を備え、オイル冷却バッテリーを採用
メルセデスベンツは3月13日、コンパクトクラスの主力車種「CLA」新型を発表したが、高性能AMGモデルと見られるプロトタイプをカメラが捉えた。
AMGに関しては、徐々に詳細が明らかになり始めているが、中でもCLA45は、最高出力500ps以上の電気自動車として復活する可能性があるようだ。

メルセデスの最高技術責任者、マルクス・シェーファー氏はAutocar誌に対し、「パワートレインに関しては、Yasaというキーワードで第2の柱を確立した」と語ったといい、同社の子会社であるYasa社が開発した軸流モーターの採用を示唆している。
軸流モータは、AMG SUVなどの高級モデルに採用されると予想されていたが、最高級モデルに限定されるわけではなく、同氏は「すべてのモデルラインで利用可能になる」と述べている。
捉えたプロトタイプは、これまで偽装に使われていた巨大ダックテールが削除され、量産型アクティブリアウィングは始めて露出している。また、穴あきのドリルドディスクブレーキが見られないため出力が引くいAMGと推測される。

一方、最強「AMG45」では、「高度なトルクベクタリング特性」を備えた 3 モーター パワートレインが搭載される可能性があり、関係者によると、新型AMG 45では、最高出力510ps/373kWに達する可能性もあるという。これは現行モデルの最高出力422ps/310kWを発生する2.0リットル直列4気筒ターボチャージャーエンジンよりも大幅に向上することになる。これにより、CLA 45 Sは4秒以内に時速60マイル(96 km/h)に到達するという。
さらに嬉しいのは、轟音を響かせるV8のサウンドを再現できるいわゆる「V8モード」も搭載されると予想されている。
また、標準モデルには85kWhのリチウムイオンバッテリーパックが搭載されているが、AMGバージョンでは「独自の円筒形セルと化学特性を備え、より高いエネルギー密度を実現するオイル冷却バッテリー」が使用されると報じられている。





















