青で統一されたTOYO TIRESブースは注目のマシンが多すぎる!

トーヨータイヤブースのピット前に展示された車両で、ひときわ観客の目を惹いていたのは、“マッド・マイク”の愛称で知られるドリフトレーサーのマイク・ウィデット選手が駆る、マクラーレン『P1』をベースとした異色のドリフトマシンだ。

このマシン最大の特徴は、P1純正の3.8L V8ツインターボエンジンを、マツダ製3ローター20Bビレットエンジン(ターボ仕様)に換装している点だ。ギャレットG45ターボチャージャーとツインウエストゲートを組み合わせ、最高出力は1000馬力に達する。駆動系はX-Trac製6速シーケンシャルにクアッドプレートのカーボンクラッチを採用し、専用設計のトランスファーケースを介して駆動力を伝達する。


タイヤは、ドリフト競技で重要な「スモーク」「コントロール性」「耐久性」を重視し、極太サイズのTOYO TIRES「PROXES R888R」を装着。ハイグリップかつ高温時の安定性に優れ、1000馬力級のトルクを受け止める足元を支えている。


足回りは大幅にモディファイされ、特注アップライトやステアリングラックを導入。加えて、ハルテック製ECUや油圧ハンドブレーキを搭載し、完全なドリフト仕様へと再構築されている。ボディワークはロケットバニーが手がけ、『P1 GTR』を想起させるワイド&ローなシルエットを獲得した。

そしてピット内では、TOYO TIRESが今シーズンサポートするD1ドライバー、川畑真人選手(GR86)、藤野秀之選手(GR86)、松山北斗選手(GRカローラ)、玉城詩菜選手(180SX)、横井昌志選手(シルビアS15)、田野結希選手(シルビアS15)の6名のマシンが勢揃いしている。

また、ピット内には「プロクセス」シリーズのタイヤラインアップも展示されているほか、ピット前にはグッズ販売コーナーも設置。気になるアイテムがあれば、ぜひチェックしてほしい!
