電動クロスオーバーで使用されるEMAプラットフォームを採用
ランドローバーは現在、人気の「ディフェンダー」シリーズに、最小モデルを投入する計画をもっているが、その最終デザインを大予想した。

現行型ディフェンダーは2019年に登場。現在ショートホイールベースの「90」、ロングホイールベースの「110」、最長の「130」をラインアップしているが、ここに第4の最小モデルが導入されることになる。シリーズすべてが内燃機関搭載モデルのみだが、新型モデルはBEVで登場予定だ。

最終デザインは、ほかのディフェンダーシリーズと一線を画すデザインを採用。ヘッドライト内部にはコの字型のLEDデイタイムランニングライトが配置される。
ボディの角張ったスタイリングは他モデルとほぼ似ているが、プロポーションの点では新型はフリーランダー/ディスカバリー スポーツモデルに近いものがある。フロントガラスの傾斜が大きくなり、ルーフの高さが大幅に下がり、ウインドウのラインが上昇、後部ドアの後ろのピラーもボディと同じ色になるようだ。
側面はほぼフラット作られており、ドアには格納式のハンドルが付く予定だ。一見すると、リヤ部分は巨大なトランクドアと低く取り付けられたテールライトにより、最新世代のヒュンダイ「サンタフェ」を連想させる。また、テストプロトタイプには、テールゲートにスペアホイールがなく、ルーフには新しいレンジローバーモデルに似た一対のフィンが付いている。
気になる全長は、「90」の4510mmに対し4000mmと予想されている。
新しい小型ディフェンダーは、同社が今後発売する電動クロスオーバーで使用されるEMA(Electrified Modular Architecture)モジュラープラットフォーム上に構築される予定だ。急速充電用の800ボルト技術を搭載し、350kWの電力を消費して18分未満で充電できる。モデルはすべてイングランド北西部マージーサイドにあるJLRのヘイルウッド工場で製造され、さらに南にある新しいサマセット工場で生産されたバッテリーを使用するという。
初公開は2026年になる可能性があり、車名は「ディフェンダー スポーツ」や「ディフェンダー80」が候補になっているとのこと。日本市場も当然、視野に入っているはずだ。







