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モーターファン.jpからまたしても面白い企画が提案されました。「私の推しカーベスト3」。他人にオススメできなくてもいい、個人的に刺さったクルマ2021年はコレだ！というクルマを紹介して欲しいと。
そりゃ、いろいろ刺さりました。けど、情報を正しくお伝えし課題、問題提起をしていくのがジャーナリストの役目でしょう。それを無視して、まったくの個人的嗜好でよろしいというので気楽です。
第3位：フォルクスワーゲン・アルテオン シューティングブレーク
「VWらしくない（!?）デザインコンシャスなモデル」
早速3位から発表します。フォルクスワーゲンのアルテオン シューティングブレークです。フォルクスワーゲンのフラッグシップモデル「アルテオン」ですが、2021年にシューティングブレークが初導入されました。
こう言ってはなんだけどフォルクスワーゲンらしくないデザインコンシャスなモデルで、ユーティリティもクリアしているスグレモノでした。
真横から見るとサイドウインドウが狭く、キャビンが薄く見えてかっこいい。そしてリヤエンドの処理がホフマイスターキンクじゃないけど、上手い処理をしていてあっぱれ。さらにVWにしちゃぁロングノーズだし、長いホイールベースも相まって長〜いボディがカッコよし。
さらにVWらしいのが、なんつったって、ラゲッジがでかい。キャディバックを4本、リヤシート倒さず収納できるバカでかさ。もはや商用バンレベルの容量を備えていました。
走りは言うまでもなく直進の安定性や静粛性も高く、20インチを履いているにもかかわらず滑らかな乗り心地でプレミアムDセグメントは言うに及ばずEセグまでもがターゲットになりそうなレベル。それでいて価格はDセグより安いんだから、車庫に入れば購入検討の一台でした。
第2位：BMW M4
「デカ・キドニーはフロントデザインの革命」
言うまでもなくMモデルは素晴らしい。話題のデカ・キドニーグリルも悪くない。2019年のフランクフルトショー、オート上海で目撃しましたけど、最初は冗談かと。でもそのままでデビューしましたね。
このデザインは個人的には近い将来のフロントデザインの革命のひとつだと考えているんですよ。それは、この先EV化されるとグリルにラジエターは不要で空力のみの性能追求になる。あとは顔のデザインということでブランドを示す「顔」のデザイン要素だけですよね。
さらにICE搭載だとしても、常時接続になると、OSの搭載やIPアドレス、車両にIDが振り分けられることになる。すると、ナンバープレートの意味も不要になる。そうなれば高性能車の顔をどうするか？という提案なのではないかと。
そんなことBMWのデザイナーは一切語っていませんが、勝手に思い込んでいるわけです。
それとお気に入りは、コンフォートモードが本気のコンフォートだったこと。いくらパフォーマンスが良くてもサーキットの往復はコンフォートで帰りたい。そんな気分になったときに、高級車の乗り心地に変貌するのがよろし。
ハイパフォーマンスに関してはみなさんご存知のように期待値どおりですよ。言うことなし。
第1位：シボレー・コルベット
「ミッドシップ＆右ハンドルには度肝を抜かれた！」
第1位はシボレー・コルベットです。こいつには度肝を抜かれました。ミッドシップにしたことと、右ハンドルにしたことが大きなトピックで、右ハンドルは真のグローバルカーを目指す狙いだそう。
これまでフェラーリやランボルギーニなどの愛好者は振り向きもしなかったでしょうけど、見てねというわけ。アメ車感を残しつつのスーパースポーツです。
V８エンジンも泣かせるのはプッシュロッドのOHVだったこと。アメ車好きにはたまらんです。けど、独特のランブル音は変わり、洗練されたV8サウンドになってました。ここはちょっとなぁ〜いという気もしつつ、この音でも気持ちいいという迷いがありますね。
それとドラポジも刺激的。デザイナーによればジェット戦闘機のコックピットをイメージしているとかで、シート位置も40mm前方へ移動。背中にエンジン背負っている感じがたまらんです。
パフォーマンスは申し分ないっす。アクセルを踏み込めば流れる景色は早送りしているように景色は飛んでいき、脳みそも微妙に振動して口元が緩んでいく、危ないヤツになれます。
ということで、勝手に選んだ3台でした。
2021年に買って良かったモノ：スマホスタンドになるバッグハンガー
スマホスタンドになる、バッグハンガーになる、キーホルダーになる、というやつ。579円。コスパよし。取材の時バッグの置き場所に困った時に便利。iPadもこれに立てかけて見られます。
