AKIRA’sサニートラック(尾林ファクトリー)
AKIRA’sサニートラックと題してカスタムされたサニトラは、東京都青梅市でカーオーディオをメインに各種カスタムを展開している尾林ファクトリーのブースに展示された1台。「街乗りからサーキットまで」をコンセプトにエンジンや足周りがチューニングされ、定番になりつつあるハコスカフェイスのエアロやオーバーフェンダーでカスタムされている。
レイトンブルーに塗られたボディの前後にはワークスタイプのオーバーフェンダーを装着。足元はフロント8J、リヤ12Jのワイドホイールを履く。ハコスカの顔付きとオーバーフェンダーは最高の組み合わせで、それをサニトラでやってしまったところがいい。
足周りスタイルキング製の車高調をフロントに組み込み、リヤは純正のリジッドから4リンクへ大変更。そのため荷台からサスペンションメンバーがハミ出てしまっている。さらにエアサスを組むことで自在に車高を上下させられることから、大型バイクを積みやすくしてあるのだという。
エンジンはトイカーズファクトリーによるA14改15フルチューン仕様。トイカーズファクトリーはA型エンジン搭載のサニーをメインにチューニング&カスタムを展開する専門店。エンジン内部はもちろんのこと、このサニトラのように角張ったタペットカバーなどもワンオフ製作してくれる。
インテリアは徹底してレーシーなイメージ。カーボン張りにしてしまったダッシュボードには、いすゞ117クーペ純正メーターを組み合わせる絶妙のセンスを発揮。助手席に置いてあるのは得意のオーディオユニットで好みの場所へ置くことができるように、あえて固定していないのだとか。
サニートラックは1971年から2000年代まで作り続けられた超ロングセラーモデルだからベース車が豊富にある。これからカスタムしてみるには最高の素材だと言える。