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Vol.35|アッパーマウント部のサブフレーム
結構厚い箱なので期待して開けてみたら、リヤサスペンションのアッパーマウント部のサブフレームでした。すでに組み立てているリヤサブフレームの上に載せる形になるようですね。ちなみにこのフレームは樹脂製なので、とても軽いです。
このフレーム周りの作業はリヤショックアブソーバーとスプリングが組まれたストラットのアッパーをサブフレームにビス止めするだけ。あとはリヤのスタビライザーの両端にリンクをはめて、次はエアクリーナボックスにホースをはめるのですが……これが思いのほか大変でした。
というのも、この作業を行なっている最中に、以前組み立てたイグニッション周りのチューブが外れてしまったのです。
え? え? コレどこについてたんだっけ? ヘッドの奥、暗くてよく見えない……。懐中電灯を持ち出して必死に直しました。つ、疲れた……。そのせいで動画がひどいことになってしまった……。
Vol.36|ウォータータンクの組み立て
Vol.36はウォータータンクの組み立てから始まります。つまりクーラントのリザーバータンクでしょう。ふたつのパーツを組み合わせてタンクを作り、キャップをはめ込んだらVol.35で作ったアッパー部のサブフレーム後端に固定します。
続いてエアクリーナーボックス上部にエアコントローラーという名称の小さなパーツをはめ込みます。これはおそらくエアフロセンサーですよね。次は細いパイプにチューブを2本差し込み、パイプをオイルタンクに差し込んで固定します。これはオイルプレッシャーパイプという名称ですが、ドライサンプのオイル供給ラインのようですね。ほかにドライブシャフトも付属していましたが、これは次号で使用するとのことです。
GENのココが気になる|NSXはスーパーカー定番のアルミスペースフレーム。ボディにはカーボンも
初代NSXは世界初のアルミ製モノコックボディを採用したことが話題となりましたが、新型NSXのボディ構造はアルミのスペースフレームです。キャビン部をモノコックのような構造で作り、その前後にアルミの押し出し材によるフレームが装着されています。材質はほぼアルミですが、Aピラー周りは世界初の工法によるスチールも使用。ボディパネルはやはりアルミ製ですが、ルーフとキャビンフロアの一部にはカーボンも使用されています。
このアルミスペースフレームは現在のスーパーカーでは主流となっている方式で、フェラーリF8トリブートやランボルギーニ・ウラカンもこのアルミスペースフレームを採用しています。ただスーパーカーのなかでもマクラーレンはキャビン部のモノコックをカーボン製として、さらなる軽量化を目指しています。