歴代すべてが人気! 日本が誇るスポーツカーの本当のところを教えてください、オーナーさん!

日産フェアレディZ | これがオーナーの本音レビュー! 「燃費は? 長所は? 短所は?」|モーターファン会員アンケート リベイクver.

日産を代表するスポーツカーであるだけでなく、言わずと知れた世界的に有名な日本を代表する1台がフェアレディz。初代から現行モデルまで、歴代を問わず幅広い年齢層に高い人気を誇る。Motor-Fan TECHの会員の方々にも多くのオーナーがいる。そのオーナーにアンケートを実施。オーナーだからこそわかる燃費、不満、よいところをみてみよう。

将来型 6.5代目(?) RZ34型 (2022年?~)

RZ34型 Version ST(6MT)(イカズチイエロー/スーパーブラック 2トーン)

現行Z34型のビッグマイナーチェンジ・モデルが2022年晩夏に発売予定とされているRZ34型。現行型のZ34型から姿かたちも大きく変化しているが、あくまでビッグマイナーチェンジ・モデルのためRZ34型を名乗る。ちなみに「R」はRefine(リファイン=改良)の頭文字。なお、日産では本車は「7代目ではない」としているため、この記事では「6.5代目」とした。車体は現行型のZ34型と同じだが、エンジンは3.0ℓのV型6気筒ツインターボ、VR30DDTT型が搭載され、トランスミッションは6速MTあるいは新開発の9速AT(パドルシフト付き)となる。

現行型 6代目 Z34型 (2008年~2022年?)

現行 6代目 Z34型 Heritage edition(オーロラフレアブルーパール/特別塗装色/2018年モデル)

通算6代目となる現行のZ34型は今から10年以上前の2008年に登場。先代からエンジンの排気量を200ccアップして3.7ℓとし、ホイールベースが100mm短縮された。搭載されたVQ37VHR型エンジンは現在の日産の自然吸気エンジン中最強で、他車種に搭載されるものとはECUや細部が異なっており専用の出力特性を持つ。2020年現在でも真の最強モデルだ。愛知機械工業製6速MTおよびジヤトコ製7速ATにはシンクロレブコントロールを採用。MTへの採用においては世界初となっている。あまりの人気と完成度の高さから、2012年のマイナーチェンジ以後は半ばイヤーモデル化して現在に至っている。

2013年式 Version S 「スポーツカーと言うにはコンフォートだけど、不愉快さはほとんどない乗りやすいクルマです」

ニックネーム:ラム肉 年式グレード:2013年式 Version S 性別:男性(20代) 居住地域:福島県

ニックネーム:ラム肉 年式グレード:2013年式 Version S 性別:男性(20代) 居住地域:福島県

排気量:3700cc トランスミッション:MT
平均燃費:9.9km/ℓ(高速50下道50)
長所:美しいボディの造形。大排気量由来の余裕のあるパワー。交差点やカーブを曲がる際の安定感。
短所:Ver.S以上のグレードではタイヤ代が高く付く。太いリヤタイヤからロードノイズがする。タイヤが太い為、轍にハンドルを取られやすいカーブを曲がる際の安定感。

評価
外観:★★★★★ 現行車種で数少ないファストバッククーペで、美しいルーフライン、正面側から見たときのローワイド感や横から見たときのロングノーズショートデッキ感がたまらない。
室内:★★★★☆ 2シーターという言葉からは室内が狭く実用性に欠けるように感じるが、実際に乗るとラゲッジは充分に広く、キャビンもシート後ろに収納があり、困る事はない。デザインも新進性はないが、古くも見えないデザインで飽きがこない。
走行性能:★★★★★ 加減速において常に出力に余裕を感じる。曲がる時も姿勢変化が少なく、安心感がある。ボディサイズからは予想出来ないほどクイックに曲がるので、運転していて楽しくなる。
燃費性能:★★★★★ カタログ燃費は当然のように出る。
装備:★★★☆☆ 純正ナビは意外と使いやすく満足している。
満足度:★★★★★ 現行国産車の馬力あたりの価格が一番安いクルマだけあって、コストパフォーマンスは抜群。デザインに惚れて購入したが、今は走行性能、使い勝手、すべてが好き。


このクルマの購入を検討している人にひと言
「スポーツカーと言うにはコンフォートだけど、不愉快さはほとんどない乗りやすいクルマで、ファミリーカーと言うには使い勝手が悪いかもしれないが、パーソナルカーとして充分以上の利便性と性能を持っているので、何かいつもと違うクルマに乗ってみたい方は是非」

5代目 Z33型 (2002年~2008年)

5代目 Z33型 Version S

先代の生産終了から約2年間のブランクを経て登場したのが5代目のZ33型。「フェアレディZとは何か?」というコンセプトまで徹底的に検証した末に誕生したため、その内容はまさに「新生Z」と呼ぶにふさわしいものとなっている。エンジンは当初は3.5ℓのVQ35DE型で、最高出力は280psから2005年のマイナーチェンジ時には294psへアップ(MT車のみ)。2007年の一部改良でVQ35HR型に変更されて最終的に313psとなった。トランスミッションは愛知機械工業製の6速MTとジヤトコ製マニュアルモード付きフルレンジ電子制御5速AT。2004年の改良時にATには日産として初めて「ヒールトゥを電子的に行なう」というシンクロレブコントロールを採用した。

2004年式 ロードスター 「維持費もそこそこかかるけど、それ以上の満足度リターンがあると思います」

ニックネーム:デリガン 年式グレード:2004年式/ベースグレード 性別:男性(50代) 居住地域:東京都

ニックネーム:デリガン 年式グレード:2004年式/ベースグレード 性別:男性(50代) 居住地域:東京都

排気量:3500cc トランスミッション:MT
平均燃費:7.8km/ℓ(都内での移動が5割、郊外へのドライブが5割)
長所:わかっていたことだが、パワー、トルクがあって乗りやすい。オープンカーなので、開放的な爽快感がある。
短所:故障したときのパーツが、やっぱり高い。幌が経年劣化で破れる。自動車税が高い。

評価
外観:★★★★★ オープンにしたときの斜め後ろからの見た目が最高!
室内:★★★☆☆ デザインはそこそこ良いが、プラスチックの安っぽさがイマイチ
走行性能:★★★★☆ 280馬力以上の車に乗ったことがないので、よくわからないが、日本の一般道、高速道路を走るには充分。
燃費性能:★★★★☆ 高速道路だけなら10km/ℓ程度まで伸びるので、満足。
装備:★★★☆☆ まあ普通かな。
満足度:★★★★★ ロードスター、オープンカーであることが、最大の理由。


このクルマの購入を検討している人にひと言
「クーペもカッコいいけど、ロードスターに是非乗ってもらいたい。カッコ良さ、倍増。ロードスターは新車販売してないし、中古もタマ数が少ないのが、ちょっと残念。維持費もそこそこかかるけど、それ以上の満足度リターンがあると思います」

2006年式 Version ST ロードスター 「とても乗り易いパワーやトルクのバランスです」

ニックネーム:月影兵庫 年式グレード:平成18年 Version ST 性別:男性(60代~) 居住地域:佐賀県

ニックネーム:月影兵庫 年式グレード:平成18年 Version ST 性別:男性(60代~) 居住地域:佐賀県

排気量:3500cc トランスミッション:AT
平均燃費:6.0km/ℓ(通勤9割 ドライブ1割)
長所:Z32から、乗り継いでますが、格段に楽になった、エンジン特性、とても、乗り易いパワーやトルクのバランスです。フルオープンの開放感は何物にも例えようのない快感です。年式も有りますが、日産車さながらの、手のかかる所が、楽しい、長所と捉えています。
短所:一言、シャシーが有って、シートのリクライニングが、少なくて、辛い。幌を格納するためも有りますが、トランクは、一応有るという程度。長所でも有りますが、扱いやす過ぎな所が、少し、物足りないです、贅沢な言い分ですが。

評価
外観:★★★★★ 幌を閉めた状態も美しい。
室内:★★★★★ 2シーターと割り切ればゆったりしてます。
走行性能:★★★★★ 充分
燃費性能:★★★☆☆ こんなもんだと思います
装備:★★★★★ 充分だと思います。
満足度:★★★★★ 満足出来てます。


このクルマの購入を検討している人にひと言
「楽しいクルマです。それ以上、それ以下、有りません」

2007年式 Version NISMO 「このクルマにあるのはステイタスと運転する楽しさです」

ニックネーム:小鉄仮面 年式グレード:平成19年式 Version NISMO 性別:男性(40代) 居住地域:兵庫県

ニックネーム:小鉄仮面 年式グレード:平成19年式 Version NISMO 性別:男性(40代) 居住地域:兵庫県

排気量:3500cc トランスミッション:MT
平均燃費:9.0km/ℓ(始動時と渋滞にハマった時は明らかに悪化する。)
長所:美しいボディライン。シンプルでスポーティなインテリアデザイン。高回転まで気持ちよくつながるトルク。
短所:内装の塗装が弱すぎる。積載性が想像以上に悪い。

評価
外観:★★★★★ Version NISMOに限れば下手に手出しできない完成度
室内:★★★☆☆ デザインは良い。実用性と耐久性に難あり。
走行性能:★★★★☆ 動力性能と操作性は良い。ロードノイズが大きい。
燃費性能:★★★★☆ 排気量からすれば満足
装備:★★★★☆ VDCがジャマ。オフスイッチはあるがエンジンを切るたびにリセットされる。
満足度:★★★★★ 乗れば乗るほど愛着が湧いてくるクルマ。


このクルマの購入を検討している人にひと言
「このクルマにあるのはステイタスと運転する楽しさです。利便性や経済性はないに等しいです」

4代目 Z32型 (1989年~2000年)

4代目 Z32型 300ZX 2×2 ツインターボ

スタイル、パフォーマンスをはじめとして「完璧なスーパースポーツカー」を目指したのが4代目のZ32型。その市場人気の高さと完成度の高さから実に11年の長期にわたり販売された。搭載されるエンジンは230psの自然吸気VG30DE型とツインターボチャージャー装備のVG30DETT型で、これは日本の自動車メーカーで初めて最高出力280psに到達したことでも知られる。長らく日本車で続けられていたエンジン出力上限280ps自主規制は、このクルマがあったからこそと言われる。

1989年式 2シーター ツインターボ 「トルクがあるので扱いやすい」

ニックネーム:トチ 年式グレード:1989年式 2シーター ツインターボ 性別:男性(50代) 居住地域:愛知県

ニックネーム:トチ 年式グレード:1989年式 2シーター ツインターボ 性別:男性(50代) 居住地域:愛知県

排気量:3000cc トランスミッション:MT
平均燃費:5.0km/ℓ
長所:トルクがあるので扱いやすい。トランクが広い。
短所:故障が多い。タイヤの減りが早い。

評価
外観:★★★★★ 
室内:★★★★★
走行性能:★★★★☆ 
燃費性能:★★☆☆☆ 
装備:★☆☆☆☆ 
満足度:★★★★★


このクルマの購入を検討している人にひと言
「外観のデザインがとにかく良い」

1995年式 300ZX 2×2 Tバールーフ 「すべての欠点が、味という一言で解決します」

ニックネーム:いけちゃん 年式グレード:1995年式 300ZX 2×2 NA Tバールーフ 性別:男性(60代~) 居住地域:岐阜県

ニックネーム:いけちゃん 年式グレード:1995年式 300ZX 2×2 NA Tバールーフ 性別:男性(60代~) 居住地域:岐阜県

排気量:3000cc トランスミッション:MT
平均燃費:街中6〜7km/ℓ、高速9〜10km/ℓ(27万kmまでは、通勤メイン。昨年からは、通勤を軽バンに交代して、Zちゃんは、もっぱら趣味のドライブ専用)
長所:まず、そのスタイル。当時の日産デザインは、秀逸だと思っています。また、2×2なので、ファミリーカーと妻に言い訳して購入できたこと。そして、意外かもしれませんが、(減速比の関係か)ターボと比較しても低速トルクがあり、思った以上に乗りやすいこと。ペットで言うと猫です。結構長寿です。壊れますけど。
短所:後ろの見切りが悪いところ。そこで、バックソナーとリヤカメラを後付けしました。

評価
外観:★★★★★ 外観や塗装の質感は4、実用性も4、スタイルが好きなので、トータル5。
室内:★★★★☆ 室内の質感は4、実用性も4(4人乗れるから)、でも、デザインはGood!。
走行性能:★★★★☆ 新車の頃から、いろんなところから音がします。そして、だんだん雨漏りしてきました。がしかし、評価は4。すべては味!
燃費性能:★★★★☆ 今まで払ったガソリン代はいかばかりでしょうか。考えるだけでも恐ろしい。
装備:★★☆☆☆ この年式からエアバック標準装備となり、ABSがオプションとなりました。付けなかったけど。
満足度:★★★★★ すべての欠点が、味という一言で解決します。


このクルマの購入を検討している人にひと言
「一番新しいZ32でも、製造から20年以上経っています。人には決して勧められないけど、きちんと手入れされている個体を探してください。そして、手に入れたら、徹底的に愛してあげてください。あなたの横にいる猫ちゃんのように」

初代 S30型 (1969年~1978年)

初代 S30型 Z-L

初代フェアレディZであるS30型は、それまで通好みなオープンカーだった「ダットサン フェアレディ」から、居住性を高め、ゆったりとクルージング可能なGTカーへと劇的に変化を遂げた。より低く、長く、ワイドなスタイリングは、優美さの中に獰猛さも醸し出し、多くのファンを魅了。 性能も第一級で、特に前期に存在した2.4ℓ・150psエンジン搭載の「240Z」は世界ラリーなど数々のモータースポーツシーンで活躍し、そのポテンシャルを証明した。世界の自動車史上、最も売れたスポーツカーとして知られ、同時に多くの熱烈なZファンを生み出した。現在でもクラシックカー・カテゴリーでは世界的に人気が高く、熱心なユーザーによって維持されている。

1972年式 Z-L 「アフターパーツが豊富にあるので、維持しやすい」

ニックネーム:ガメ吉 年式グレード:1972年 Z-L 性別:男性(50代) 居住地域:東京都

ニックネーム:ガメ吉 年式グレード:1972年 Z-L 性別:男性(50代) 居住地域:東京都

排気量:3000cc トランスミッション:MT
平均燃費:7.0km/ℓ(都内5km/ℓ、高速10km/ℓ)
長所:スタイル。50年も昔の日本車とは思えない。アフターパーツが豊富にあるので、維持しやすい。純正風に乗るのも良いし、チューニングしても良い。
短所:ボディが弱い、ハンドルが重い。

評価
外観:★★★★★ スポーツカーらしい。車体もコンパクト。
室内:★★★★★ 見やすいメーター、わかりやすい操作系。
走行性能:★★★★☆ 排気量をアップしているので、加速など不満はない。
燃費性能:★★★☆☆ SUツインの方が燃費は良かった(ソレックス に変更した)。
装備:★☆☆☆☆ ポータブルナビを使用していたが、今はスマホナビで充分。
満足度:★★★★★ 小学生の頃から欲しかったクルマなので、オーナーになれて満足。


このクルマの購入を検討している人にひと言
「ボディの程度の良いものをじっくり探すのが良いです。あとでやり直すととても費用がかかるし、板金に時間がかかりすぎて何年も乗れないなんてこともある」

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