日産のEV「アリア」と「サクラ」がグッドデザイン賞を受賞!

日産自動車はこのほど、クロスオーバーEVの「日産アリア」と、軽EV「日産サクラ」が、公益財団法人日本デザイン振興会が主催する「グッドデザイン賞」を受賞したと発表した。

日産アリアは「クルマらしい要素は守りつつ独自性のあるデザインに挑戦」、日産サクラは「長年軽自動車と暮らしてきた人たちに、格上の乗用車に匹敵する快適な移動体を提供」が評価

日産自動車は、クロスオーバーEVの「日産アリア」と、今年6月に新規投入した軽EV「日産サクラ」が、公益財団法人日本デザイン振興会が主催する「グッドデザイン賞」を受賞したと発表した。

グッドデザイン賞」は、1957年創設のグッドデザイン商品選定制度を継承する、日本を代表するデザインの評価とプロモーションの活動。国内外の多くの企業や団体が参加する世界的なデザイン賞として、暮らしの質の向上を図るとともに、社会の課題やテーマの解決にデザインを活かすことを目的に、毎年実施されている。受賞のシンボルである「Gマーク」は優れたデザインの象徴として広く親しまれている。

日産アリア

「日産アリア」は、日産が培ってきたEVのノウハウと、最新のコネクテッド技術を融合させたスタイリッシュで革新的なクロスオーバーEV。力強い加速、滑らかな走り、EVならではの静粛性を兼ね備えている。今回の受賞では、エクステリアのみならず、ラウンジのような心地よい高級感あふれるデザインで統一し、ドライバーや同乗者を温かく迎える室内空間も高く評価された。また併せて「グッドデザイン・ベスト100」(※)にも選出された。
※その年のすべてのグッドデザイン賞受賞対象のなかで、審美性、提案性、可能性などにおいて総合的に優れているとして高い評価を受けた100点。今日におけるデザインの水準を高めるに相応しい、これからのモデルとなりうるデザインとして選出される。

●「日産アリア」評価コメント
「短いフロントオーバーハング、前後に長いグラスエリア、四隅にレイアウトされた大径タイヤ、流麗なキャラクターライン、それら要素を端正なプロポーションにまとめた造形は、見るものに美しく豊かな未来を感じさせる。インテリアは随所に和のアイデアがデザインされ、自動車の室内というよりも住まいのインテリアを彷彿させる質の高い和みの空間が表現されている。クルマらしい要素は守りつつ独自性のあるデザインに挑戦したアリアはとても印象的だ」
日産サクラ

一方、100%電気で走るまったく新しい軽のEV「日産サクラ」は、軽自動車ならではの小まわり性能、EVならではの圧倒的な静粛性や力強くなめらかな加速に加え、運転支援技術「プロパイロット」や「プロパイロット パーキング」など、充実した先進技術が多くのユーザーから支持。発表から約4カ月で受注が3万台を突破した。今回の受賞では、スタイリッシュなデザインや上質な室内空間に加え、走りの快適性も評価。さらに、2022年度グッドデザイン賞 審査委員セレクション「私の選んだ一品」(※)にも選出された。
※2022年度グッドデザイン賞審査委員が選ぶ、個人的なお気に入りや気になる受賞デザイン約90点を、審査委員のコメントとともに紹介するグッドデザイン賞の企画

●「日産サクラ」評価コメント
「EVならではの静かでスムーズな走りは、軽自動車の常識を完全に超えている。合わせてデザインも、落ち着いたスタイリング、シックな2トーンカラー、先進かつ上質なインテリアなど、車格を超えた仕立てで統一している。地方でのガソリンスタンド減少という課題に対する回答を出しつつ、長年軽自動車と暮らしてきた人たちに、格上の乗用車に匹敵する快適な移動体を提供したことも評価した」

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