国内限定1台の「BMW i4 M50 by Kith」注文受付開始!BMWがニューヨークのブランド「Kith」とコラボ

ビー・エム・ダブリューはこのほど、ニューヨークのデザイナーであるロニー・ファイグ氏が率いるブランド「Kith(キス)」とのコラボレーションモデル「BMW i4 M50 by Kith(アイフォー・エムゴーマル・バイ・キス)」の注文の受付を、BMWオンライン・ストア限定で、10月10日(月)11:59まで実施すると発表した。このモデルは世界限定7台が発売され、日本国内においては1台のみの導入となる。なお、限定台数より注文数が上回った場合には、厳正な抽選により11月上旬(予定)までに当選者を決定し通知する。予定税込車両価格は1593万円で、納車開始は2023年上半期の予定だ。

ビー・エム・ダブリューはニューヨークのデザイナーであるロニー・ファイグ氏が率いるブランド「Kith(キス)」とのコラボレーションモデル「BMW i4 M50 by Kith(アイフォー・エムゴーマル・バイ・キス)」の注文の受付を、BMWオンライン・ストア限定で、10月10日(月)11:59まで実施すると発表した。このモデルは世界限定7台が発売され、日本国内においては1台のみの導入となる。なお、限定台数より注文数が上回った場合には、厳正な抽選により11月上旬(予定)までに当選者を決定し通知する。予定税込車両価格は1593万円で、納車開始は2023年上半期の予定だ。

BMW史上初!新色のボディカラーはブランドパートナーの名前にちなんだ「Kithバイタリティ・グリーン」と命名

左から「1972年型BMW 1602 Elektro by ロニー・ファイグ」と「BMW i4 M50 by Kith」
「Kith」ブランドを率いるロニー・ファイグ氏

BMW Mの50周年記念の年に、歴史的な車両が過去と電動化された現在との隔たりを橋渡しする。BMWの愛好家であるロニー・ファイグ氏は、歴史へのオマージュとして、1972年型BMW 1602を現代的な電気自動車に変身させるプロジェクトも手がけた。遡ること50年前の1972年のミュンヘン・オリンピックでは、電気自動車に改造された2台のBMW 1602が、組織委員会の伴走車やカメラ車としてさまざまな長距離競技に使用された。これが、BMWにおける電動駆動モデルの先駆的かつ先進的な進化のスタートとなった。

1972年型BMW 1602 Elektro by ロニー・ファイグ
1972年型BMW 1602 Elektro by ロニー・ファイグ
1972年型BMW 1602 Elektro by ロニー・ファイグ
1972年型BMW 1602 Elektro by ロニー・ファイグ
1972年型BMW 1602 Elektro by ロニー・ファイグ

ロニー・ファイグ氏がデザインしたこの特別な1972年型BMW 1602 Elektroは、BMWグループから彼に引き渡される予定である。彼はすでにBMW車の素晴らしいコレクションを所有しており、そのなかにはコラボレーションのシーズン1から生まれた伝説的なBMW E30 M3 by Kithも含まれている。彼のBMWに対する情熱は少年時代に祖父から受け継いだものであり、BMW Mとのコラボレーションは彼にとって原点回帰を意味する。ロニー・ファイグ氏は2011年に自身のブランド「Kith」を設立した。BMWとKithブランドのコラボレーションは、2020年にロニー・ファイグ氏がデザインしたBMW M4コンペティションクーペから。この150台の限定モデル「BMW M4コンペティションX Kith」は、わずか30分足らずで完売した。

ロニー・ファイグ氏のコレクション

第一弾の成功により実現したこのKithとのコラボレーション第二弾では、エレクトロモビリティに焦点を当てている。BMW i4 M50は、初の電気自動車のMモデルとして、「Brand Shaper(ブランドを明確に定義づけるもの)」と呼ぶにふさわしいモデルだ。定評あるMモデルのDNAを受け継ぎ、電気自動車としてBMWが進むべき責任ある方向性を示している。1972年型BMW 1602は、50年前に市場に登場したBMW初の電動化モデルである。現在、電動化モデルはBMWのハイパフォーマンスセグメントの一翼を担っている。ライフスタイルとストリートウェアのブランドであるKithのスポーティさは、BMW Mモデルと完璧にマッチ。ロニー・ファイグ氏のデザインは、両モデルに新しい美学を与えるものである。

BMW i4 M50 by Kith

BMWは今回、同社史上初めてブランドパートナーの名前にちなんで新色を命名。「Kithバイタリティ・グリーン」は、この特別なコラボレーションの限定カラーで、通常の量産モデルには提供されない、深みのあるダーク・グリーンである。互いに融合した新しいロゴは、Kithと世界的に有名な企業とのさまざまなパートナーシップの特徴である。

BMW i4 M50 by Kith
BMW i4 M50 by Kith

BMWは2年前、初めてコラボレーション相手に合わせてブランドエンブレムを変更した。そして今回、広く知られているBMWのエンブレムが再び変更された。「BMW i4 M50 by Kith」のボンネットを飾るブランドロゴの周囲に、Kithバイタリティ・グリーンのリングが追加されたのである。このグリーンのリングには、パートナーシップ名、モデル、年度、そして電気自動車であることが記されている。ロニー・ファイグ氏が手がけた1972年型BMW 1602のボンネットのロゴは、BMWの文字がKithに変更されており、また違った印象になっている。白と黒で描かれ「Elektro-Auto」の文字が添えられた同様のロゴは、「BMW i4 M50 by Kith」のカップホルダーのリッドにも刻印されている。

BMW i4 M50 by Kith
BMW i4 M50 by Kith

この絶妙なグリーンカラーのエクステリアに対して、フルメリノレザーの内装にはキャラメルカラーが組み合わされる。ロニー・ファイグ氏が手がけた1972年型BMW 1602 Elektroでは、シートのレザーにKithの文字がエンボス加工され、運転席と助手席のフットウエルのレザーインサートにもKithの文字があしらわれている。また、ホイールのセンターには、BMWではなくKithの文字に変更されたロゴが飾られている。

BMW i4 M50 by Kith
BMW i4 M50 by Kith
BMW i4 M50 by Kith

「BMW i4 M50 by Kith」のインテリアも、キャラメルカラーの調和がとれたコーディネイト。ニーボルスター、ステアリングコラム、シート、サイドパネル、AポストおよびBポスト下部は、すべてメリノレザーが用いられた。また、前後のフロアマットはキャラメルカラーのレザーで縁取られ、Kithに変更されたMロゴとMストライプの刺繍が施されている。ヘッドレストとフロントのセンターアームレストには、ボックスデザインのKithの文字がエンボス加工されている。また、トリムには「KITH Exclusive Edition」の文字がレーザーで刻印されている。

BMW i4 M50 by Kith
BMW i4 M50 by Kith

このモデルのベースとなっているBMW i4 M50には、BMW M eDriveモーター2基による完全電動パワートレインを搭載。スポーツブーストモードで544psを発生し、新登場のBMW Mモデルにふさわしいダイナミズムを発揮。3.9秒の0-100km/h加速を実現している。WLTCモードでの一充電走行距離は546kmをマークする。BMW M初の電気自動車のグランクーペであるこの特別なクルマは独自のクラスを作り上げ、その航続距離の長さ、贅沢な広さ、インテリジェントなネットワークによって、日常使用にも適したクルマとなっている。

BMW i4 M50の標準装備とKithコラボレーションのデザインディテールに加え、このモデルにはいくつかの特別な装備が追加されている。そのリストには、Mスポーツブレーキ(レッド・ハイグロス)、Mシャドーライン・エクステリアエクステンドコンテンツ、電動ガラスサンルーフ、ファインオークウッドトリム、Mライトシャドーラインなど、ラグジュアリーなドライビング体験をサポートする装備が並ぶ。さらに、Harman/Kardon製サラウンドサウンド・オーディオシステムが、BMW i4 M50 by Kithがもたらす駆けぬける歓びに完璧なサウンドトラックを添えている。

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