「GRカローラ ラリーコンセプト」がSEMAショーにて公開!本格的なボディワークとパワフルAWDシステムで300PS/370Nmを発揮!

トヨタの北米部門は、GRスポーツカーの最新ラインナップとなる「GRカローラ ラリーコンセプト」をアメリカ・ラスベガスで開催されるSEMAショーで一般公開した。本格ラリー仕様の装備を多数装備しており、空力を最大限最適化する専用ボディやホワイトカラーのOZレーシングホイール、大型のリアスポイラーが見る者を魅了するだろう。搭載される1.6L 3気筒DOHCエンジンはターボチャージャーを備えたことで300PSの出力と370Nmの強力なトルクを発揮。フルカスタムされたエキゾーストシステムにより甲高い鳴り声を響かせるだろう。

エクステリアはGRカローラのダイナミックな外観を引き立てる機能的なラリーカー用のボディワークに仕上げられている。ボディ20ゲージスチール製の巨大な3インチフェンダーフレアとカーボンコンポジット製サイドスカートを備えたワイドボディスタイルに。フロント&リアのフェンダー開口部はホイールの汚れた空気を排出、空力デザインされたフェンダーは最大のダウンフォースを発生させる。

また、カーボンコンポジット製のフロントスプリッター(全長4.5インチ)と、特注の巨大なカーボンファイバー製リアウィングも空力とダウンフォースを向上。このデザインは、ウィングとスポイラーの2つのダウンフォースを備え、サイドプレートをハッチに装着することでウィングと車両のルーフラインが一体化されている。

足回りには、ホワイトカラーの17×8インチのOZレーシングホイールにコンチネンタルタイヤ、テイン製のグラベルラリー用車高調が装備され、激しいラリー走行仕様に。ブレーキは、14×1.1インチのベンチレーテッド&スリットローターと4ピストンアルミキャリパーというGRカローラの堅牢さと実力をそのままに、グラベルラリーに必要な制動力と旋回性を実現するウィルウッド・ターニングブレーキが追加されている。カスタムボディと相まって、ノーマルより6インチワイドなスタンスを実現し、ローワイドなアクティブスタイルが確立された。

パワートレインには、G16E-GTS型 1.6L3気筒ポートインジェクションターボ・12バルブDOHCエンジンを搭載。シングルスクロールボールベアリングターボチャージャーにより300馬力と370Nmの強力なトルクを発揮し、ラリーホットハッチの心臓部として機能している。さらにマグナフローの協力により、フルカスタムエキゾーストシステムとGRハイフローエアフィルターが追加され、エアフローとエキゾーストパフォーマンスが最適化されている。

インテリアは、フルバケシートとロールケージを備えた本格レース仕様。軽量化のためにドライバーが必要とする機能装備以外は取り外され、リアシートはスペアタイヤを載せるために改造されている。内層装備には、OMPレーシングのシートとベルト、TIG溶接されたスチール製のカスタムフルケージ、OMPレーシングの消火システム、ZeroNoiseラリーインターカムシステム、スペアタイヤのマウントとジャッキを装備している。また、ターニングブレーキシステムの追加に伴い、標準装備の6速マニュアルシフターの位置を若干変更し、ドライバーの人間工学に基づいた最適な位置に配置されている。

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