〈取材車のプロフィール〉スズキ・スイフトスポーツ

ボディカラー:チャンピオンイエロー4
オプション:セーフティパッケージ、全方位モニター用カメラパッケージ、Panasonicナビ(販売店オプション)

※一部カットは6速AT車を撮影しています。
〈加速に優れるクロスレシオの6速MT〉スイフトスポーツは今どきのクルマとしては珍しくMTの販売比率が高い。カッチリとしたシフトフィールやヒール&トーがしやすいペダル配置など、スポーツ走行するドライバーの期待を裏切らない運転環境に注目だ。
〈各所にあしらわれるレッドの加飾〉ステアリングやシフト周辺のステッチに加えてパネルでも赤を強調してスポーティ感を演出。特に新しい手法となるグラデーションパネルは広範囲におよび、従来のどのスイフトに比べてもインテリアの演出は派手である。
渋滞もなんのその! スイスポの本気度はサンデードライブでこそ光る〈スズキ・スイフトスポーツ:夏休み250km試乗&燃費計測〉|ハッチバック|Motor-Fan[モーターファン]

当代きってのホットハッチとして名を馳せるスズキ・スイフトスポーツ。サーキットでも、ワインディングでも、その高い運動性能は多くのエンスージアストを唸らせる。だがこのスイフトスポーツ、なにもそんな熱血スポーツ派のためだけにあるわけではない。とりわけ現行型は上質感にあふれ、週末のドライブでも十分にその魅力を味わえる。真夏の週末、250kmのショートトリップでスイスポの真髄に触れてみる。REPORT&PHOTO●小泉建治(KOIZUMI Kenji)

https://car.motor-fan.jp/article/10010964

〈運転席まわり〉レッドの加飾が盛り上げるストイックなコックピット

基本的な形状は標準車を踏襲しているが、標準車自体がフラットボトムのハンドルを備えるなどスポーティな雰囲気を持ち、ドライバー側に5度傾けたセンターパネルなど操作性も高いのが特徴。スイフトスポーツはパネルやステッチなどに赤い挿し色を添えてよりスポーティさを強調。運転環境ではメーター、シフトノブ、ペダルなどが専用デザインだ。
回転計を赤、速度計をシルバーに塗り分けたデザインが個性的。アナログメーターがゼロ垂直指針(0を示す際に針が6時付近を指す)は針の動きを大きくして視覚的なスポーティ感を強調する演出だ。速度計は220㎞/hの標準車に対して260㎞/hまで刻んだ専用品。中央には液晶カラー画面を配置する。
ステンレス製ペダルプレートを採用。アクセルは付け根の構造を見直し、より足の動きに沿った踏面の軌跡となるように設計されるため、ヒール&トーがしやすいのはいうまでもない。位置は少し左側に寄り気味。
6速MTのギヤボックスは標準車と異なるため、シフトフィーリングも別物。スポーツドライビングに相応しい、よりカッチリとした感触を楽しめる。リバースは6速の脇で、入れる時はノブ下のリングを引き上げる。

ステアリング右側にクルーズコントロール(セーフティパッケージはなんと追従式!)、左側にオーディオ&メーター内液晶の切り替えスイッチを組み込む。操作性の良いトグル式だ。

ステアリング下は左にハンズフリー通話や発話スイッチ、右には標準車にはないスイッチを配置。これはスズキ初採用となった車線逸脱抑制機能の作動スイッチだ。

全車ともにキーは非接触式で、MT車も含めてエンジンスターターはプッシュボタン式。場所は運転席の右側にレイアウトする。
運転席右端にはスタビリティコントロールやデュアルセンサーブレーキサポートなど走行機能と安全機能のオフスイッチが並ぶ。
形状自体は標準車と同じハンドルだが、レザーにディンプル処理を施してグリップをアップ。レッドステッチも入る。
ドアパネルにはパワーウインドウと集中ドアロック、サイドミラーの調整スイッチなどを配置。ここにも赤いパネルを配する。

2ペダル車は6速ATを採用

ブーツを組み合わせたストレートゲート式。前進レンジは「D」と、変速を任意のタイミングで行なう「M」のみ。ノブのサテンメッキ装飾が標準車との違いだ。
パドルシフトを標準装備。スポーク裏固定式でコンパクトな形状だが、ハンドルを握ったまま指先を動かすだけで変速できる。
AT車でもステンレス製ペダルプレートを標準採用する。ブレーキペダルは大きいが、アクセルペダルはMT車と同形状だ。
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