トヨタ車体が提案する2台のカスタムカー
トヨタ自動車のグループ会社として歴代ランドクルーザーの開発に携わってきたトヨタ車体がランドクルーザーをカスタマイズするとなれば、ただ単にパーツを交換/装着するだけじゃ済まされない。この2台のランドクルーザーはランクルファンをうならせる魅力的なクルマに仕上がっている。
まず「ランクルを長く楽しんでもらいたい」というコンセプトで製作されたのがランクル40×ランクル70。ランクル40の生産は40年前に終了しており、現存モデルはかなり疲労している。そこで傷んでいるフレームには進化したランクル70を使用してランクル40のボディを載せたのがランクル40×ランクル70だ。40ボディの3Ðデータを作成して70のフレームにバーチャルで載せて細部を確認してから製作がスタートしており、違和感なくボディとフレームが組み合わさっている。また公認車両としてナンバーを取得しておりその完成度の高さは申し分なし。
そしてブラッククルーザー70は世界各地に輸出されているランドクルーザーの海外仕様純正部品を使用したカスタマイズモデル。使われているのはメッキ仕様のサイドミラー、シュノーケル+試作オリジナルヘッド、ウインチの3点。これにアフターメーカーのホイール、サイドステップ、スキッドプレートなどが加わりスタイリッシュなフォルムを描き出している。ボディはアティチュードブラックマイカのオリジナルマット塗装。これは海外からの渡来品「黒船」を意味している。この海外仕様純正部品は国内販売の計画が進んでいるそうだ。
今年の1月、トヨタ車体は愛知県刈谷市にランドクルーザー専門店「ランクルBASE」をオープンさせている。ランクルファンはぜひ立ち寄ってみたい
PHOTO & TEXT:芝 修
[スタイルワゴン・ドレスアップナビ編集部]