親水だからどんどん水が流れる!
日本においてガラスコーティングと言えば水を弾く「撥水」系がポピュラー。だがそれはアジア地域に限られたもので、実は世界的に見ればコーティングの王道は「親水」系だという。
そんな親水ガラスコーティングにこだわり、それをもっと日本でも広めようとしているのがこのAコート。日刊自動車新聞で用品大賞を受賞、話題になっている国産ケミカルブランドだ。
そのシリーズの核となっているのが親水ガラスコーティング剤のAコートワン。ガラス成分の含有量が99.9%と圧倒的に高く、国内レースのスーパー耐久などでも採用される高い熱でも効果を発揮するプロ仕様のAコートプロをベースに、誰でもカンタンに施工できるよう改良が加えられているのがその特徴。スプレーしてサッと伸ばし、乾いたクロスで拭き上げるだけで、プロ級の仕上がりを実現できるのが魅力だ。
ちなみに親水コーティングの場合、ボディにかかった水が波のようにいったん引き、ガラス被膜の上に乗った汚れなどを巻き込んで流れ落ちているのが特徴。ゆえに、実際に使用しているユーザーからは「雨が降るたびにボディが洗車したようにキレイになる」と大好評。しかもAコートは純国産だから品質も折り紙付きで、効果は数カ月持続。ツヤも出て表面の引っ掛かりもなくなるからオススメだ。
まずはこのAコートを施工して、その上に撥水シャンプーや弱酸性シャンプーなどを乗せるのが基本的な使い方。ベースはあくまで親水で、新感覚手法なのだ。
Aコートワンは誰もがプロ級の仕上がりを実現できるよう、プロ仕様モデルを扱いやすい仕様へと改良されたもの。まずは水アカ除去や鉄粉除去などの洗車でしっかりと下地を作ってから、スプレー。濡れたクロスで液剤を塗り伸ばし、最後に乾いたクロスで拭き上げるだけで作業は完了。Lクラス施工でも1本が余るほど。コスパも優秀だ。
「親水」と「撥水」の違いは?
親水と撥水との違いは、塗装面と水との接触角度が大きいか小さいか。角度が大きくなれば水を弾く撥水になり、角度が小さければ水がなじむ親水となる。日本でおなじみの撥水コーティングは、ボディにかかった水が水玉となり、コロコロと転がって流れ落ちていくタイプ。ツヤ感や手ざわりが良くなりやすいというメリットもあるが、残った水玉がレンズの役割を果たしてイオンデポジットやウォータースポットができやすく、屋外に駐車するケースが多い人やあまり洗車をしない人には不向き。一方の親水コーティングは水によるシミが付きにくく、セルフクリーニング効果が高いのがメリット。水弾きはないが、屋外駐車メインやあまり洗車をしない人に最適。
ガラスは「撥水」でコーティング
ガラス用超撥水剤「GLAHAS(グラハス)」
Aコートの基本的な考え方は、まずはベースとしてセルフクリーニング効果が高い親水ガラスコーティングのAコートワンを施工し、その上に好みや用途に合ったシャンプーやコーティングを乗せていこうというもの。ただしフロントガラスに関しては常にクリアな視界を確保するべきとの判断で、水膜が残らない撥水コーティングを推奨している。それに最適なのがこのガラス用撥水コート剤、グラハス。洗車後に水気を拭き取り、窓ガラスにシュッとスプレーして拭き上げるだけで、油汚れを落とす効果プラス高い撥水効果を発揮してくれるのが特徴。施工後のガラスにかかった水は瞬時にキレイな水玉になり、ガラス面に止まることなくコロコロと流れ落ちる。
超撥水シャンプー
Aコートワン施工後に使用できる撥水シャンプー。水弾きにこだわった仕様で、泡立ちはそこそこながらも撥水力と洗浄力はバツグン。50倍希釈だから1本で約12台分の施工が可能と経済的。ボディやホイールにオススメ。■2640円
中性シャンプー
すべてのボディ色に対応できるオールカラー対応のカーシャンプー。Aコートワン施工後の日常的なメンテナンスにぴったりで、100倍希釈だから1本で約25台分の施工が可。中性だからボディに優しく、日本製で高品質。■2640円
弱酸性シャンプー
Aコートワンなどガラスコーティング施工車に使用できる弱酸性シャンプー。ガラス被膜にホコリや汚れが付着し、弱ってしまった被膜の撥水基を復活させるためのもの。イオンデポジット付着防止など日々のメンテに最適。■2640円
水垢・ウロコ除去剤
シャンプーだけでは落としきれないガンコな水アカやウロコ汚れを除去するための下地処理剤。洗車してからボディに吹きかけ、ブラシやスポンジで洗ってから大量の水を流すだけとカンタン。樹脂パーツに使えるのも便利。■3190円
鉄粉除去剤
洗車後のボディやホイールにスプレーして2〜3分放置し、スポンジなどで洗ってから水で洗い流す鉄粉除去剤。付着した鉄粉を放置しておくと塗装面の劣化や表面のザラつき、洗車時の水キレの悪さなどが起こるので注意。■3190円
STYLEWAGON(スタイルワゴン)2024年10月号より
[スタイルワゴン・ドレスアップナビ編集部]
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