このまま現場に投入可能。本格的な山岳レスキューマシン
【RAV4 5D ADVENTURE 2022】
トヨタ自動車のルーツは豊田佐吉が創設した自動織機メーカーだったということは、ちょっとクルマに詳しい人なら知っているハナシ。
豊田自動織機(とよたじどうしょっき)は1967年のパブリカトラックを担当して以来、小型車クラスの生産をメインにトヨタ自動車の発展を支える重要な役割を果たしている会社だ。
現在はRAV4(PHVを含む)のデザイン・開発から生産を担当していることから、東京オートサロンには同車をベースとした山岳レスキュー仕様という、斬新なコンセプトのカスタマイズドモデルを出品。
目指したのは単なるコスプレではなく、実際の現場でも役立つ本格的機能の追求。分割スライド式のデッキボードやリアゲート両側の救急ツール用ラックなど、各パーツの構成はすべてその分野のプロが監修したもの。
その他、レーザー光を照射し、測定された前方の地形の状態をフロントウインドゥに投影するAR機能も搭載。カラーリングや足回りの仕様などは、ドレスアップのヒントとしても活用できそうだ。
Photos by 佐藤 武 Text by 高橋陽介