圧倒的な軽量性能を武器とする、ファンクショナルな7交点鍛造
できる限り、軽く。それを第一のコンセプトとするブランド、Aラップと言えば、ジムニー専用モデルとして人気を博したAラップJを思い描くジムニー乗りは多いハズ。このAラップ07XはそんなAラップJの流れを汲みつつ、より大柄なボディにもマッチするようデザインを再度練り上げたモデル。つまり大きくリフトアップしたワイドフェンダー仕様のジムニーや、車格あるシエラとの相性に長けた一本である。
こだわったのはやはり、軽さ。7交点のラフメッシュスタイルとなるのだが、そのスポークの幅や奥行き、配置などは徹底して熟慮を重ね、しっかりと強度を持たせながら、圧倒的に軽量な仕上げの実現に成功。フィニッシュにブロンズアルマイトを設定するのは、塗装によってその塗料分の重量が増してしまうのを避けるための選択。とにかく細部まで徹底して、絶対的な軽さにこだわっている。
なぜか。それはジムニーにとって、非常に大きなアドバンテージとなるからだ。ホイールを含めた足まわりの重量は、燃費性能や乗り心地、ハンドリング性に制動距離など、あらゆる走行性能へダイレクトに影響を及ぼす要素。特にジムニーは排気量に限りがあり、しかもオフロード仕様を目指すのであれば重量のあるオフロードタイヤを履くことも少なくないため、あまりに重い足元はジムニーの走りに悪影響を及ぼすのだ。
メイドインジャパン、メイドインハウスのデザイン金型鍛造製法は、そうした不安を払拭できるレイズ独自の鍛造技術。鍛流線が途切れないから高い強度、剛性も確保できるうえ、軽量。その技術にAラップ07Xに採用された軽量化のための配慮が加わるのだから、Aラップ07Xがバツグンに軽いのは当然のこと。そしてその軽量性が、ジムニーのポテンシャルを余すことなく引き出すためのアドバンテージとなってくれる。
直線的でシンプルな意匠だが、深いリムから急角度で立ち上がるスポーク造形や、フェイスのコンケイブ感、センターまわりのマシニングロゴなど、スポーツが薫る見せ場も満載。オフ感を重視するなら定番の16インチの選択が狙い目だが、実はおそらく世界で唯一なジムニー&シエラ向けの18インチ鍛造という設定もあり。攻めるならこの選択肢もアリ。
【RAYS A・LAP-07X レイズ・エーラップ ゼロセブンエックス】
SIZE | INSET | HOLE | P.C.D | PRICE |
16×5.5J | 0/20 | 5 | 139.7 | 6万500円 |
16×6.0J | −5 | 5 | 139.7 | 6万1600円 |
18×7.0J | −2/8 | 5 | 139.7 | 8万1400円 |
COLOR:ブラック/リムDC、ブロンズ(2200円アップ) |
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[スタイルワゴン・ドレスアップナビ編集部]