【スタワゴ的ミニバンヒストリー「メーカーの傾向を辿る」 トヨタ編】2002年、クラスNo.1のアルファードが登場!

バブル最高潮の1990年「天才タマゴ」エスティマ爆誕! 日本のミニバンはやっぱりここから|ミニバンの歴史

トヨタ・エスティマ [1990年]
1990年代から2000年代に至るまで、極めてダイナミックな変化が起こった日本のミニバン市場。各メーカーの傾向や独自の取り組みを振り返ってみよう!

一気に増やして、一気に整理の妙

トヨタは当初、ミニバン戦略を見誤っていたと言わざるを得ない。北米向けにエスティマを登場させたが、その特殊さゆえV6が搭載できずに人気は今ひとつ。国内では欧州向けハイエースをアレンジした大型ミニバンのグランビアを登場させたが、後発の日産エルグランドに惨敗。1996年にキャブオーバー型を踏襲したライトエースノア/タウンエースノアを登場させたが、こちらもステップワゴンには対抗できなかった。だが、2001年にFF化したノアに加え兄弟車のヴォクシーが登場。翌年にはこちらもFFベースとしたアルファードが登場。順調に成長し、現在も国内向け主力モデルとして君臨している。

当初はCVTに力を入れない etc.トヨタの巻き返し戦略とは?

エルグランドに惨敗したグランビアをあらため、アルファードを登場させて逆転。同じようにノア/ヴォクシーを登場させてステップワゴンを越え、ストリームつぶしでは同じサイズで「ポリシーはあるか」と揶揄されるも、販売面では打ち勝ったウィッシュ……など、後ろからまくり上げるのがトヨタ流。CVTも当初は力を入れないなど、この傾向は技術面でも見られる。

スタワゴ的ミニバンヒストリー「メーカーの傾向を辿る」まとめはこちら

STYLEWAGON(スタイルワゴン)2024年1月号より

[スタイルワゴン・ドレスアップナビ編集部]

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