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ジムニーノマドは5ドア仕様の他に何が違うの?
各種メディアで何度となく日本導入について語られてきたジムニーの5ドアモデル。日本仕様は「ジムニーノマド」という車名で販売されることが決まり、インドのグルガオン工場で生産された車両を日本に輸入する、いわゆる逆輸入車として展開される。
ちなみに「ノマド」とは遊牧民を意味する言葉で、かつてエスクードにも採用されていたサブネーム。5ドア化によって移動の自由度が高まったことを象徴するネーミングとしてジムニーに採用される運びとなった。
1.5Lの直4ガソリン自然吸気エンジンを含め、基本的な構造は3ドアのジムニーシエラと共通している。ただし、5ドアを実現するためにラダーフレームのセンター部分が延長され、補強のクロスメンバーも追加。全長とホイールベースはジムニーシエラよりも340mm長くなっている。
それにより後席と荷室のスペースが拡大し、後席乗員のヒップポイントが50mm後方に下がるとともに、荷室フロアの奥行きは350mm拡大していることが大きなポイント。乗車定員は4名で変わりないが、より実用性に優れたスペースユーティリティを実現させている。
ちなみに340mmというホイールベース延長の値は、ジムニーらしい見た目を維持する最小限の値とすることを大前提に、後席の乗降性が成立するギリギリのラインを検証した結果とのこと。リアドアを開けたときのBピラーとリアシート座面までの幅は300mmとなり、十分に乗り降りしやすいスペースが確保されている。
外観にはメッキ加飾を施した5スロットグリルをノマド専用デザインとして採用。ジムニーの最上級モデルとして位置付けられるため、フェイスをメッキ化することで、見た目以上の高級感を手に入れた。
インパネのデザインやシートのトリムなどは基本的にジムニーシエラと共通。ただし、リアドアのパワーウインドウを操作するスイッチがセンターコンソールとリアドアに新設されている。
グレード体系は「FC」のみの設定となり、駆動方式ももちろん4WDだけ。トランスミッションに関しては、5速MTと4速ATから選択できる。
今年、間違いなく新車市場を賑わせる存在となるであろうジムニーノマド。自分ならああしたい、こうしたいとカスタマイズの妄想が止まらない1年となりそうだ。

ジムニーノマドの装備はここが違う!





広い後席と荷室で実用性がアップした!


















STYLEWAGON(スタイルワゴン)2025年3月号
[スタイルワゴン・ドレスアップナビ編集部]