初代レガシィ発表33周年記念! #当時欲しかったあのクルマをプレイバック! 【スバル・レガシィツーリングワゴン(BR系・D型)編】

モデル初の新型2.0Lエンジン登場! スバル・BR系/D型レガシィツーリングワゴン(2012年5月〜2013年5月)【当時は高嶺!? いま気になる中古車の新車レビュー】 

クルマ選びで迷うことのひとつが、新車か中古車のどちらを選ぶか。新車であれば、最新の機能を体感できるうえ、購入時にある程度自分好みにオーダーすることも可能。しかし現実的な予算を考えると厳しい場合も。一方、予算的にグッと抑えられるのが中古車だ。年式やクルマの状態によって金額は変わってくるが、新車当時買えなかった憧れのクルマが手の届く可能性もある。そこで、いま狙ってみたいクルマが登場した当時の仕様、そして試乗レポートをプレイバック。今回はスバル・レガシィツーリングワゴン(BR系・D型)。主要諸元表付き! 全長・全幅・全高、室内長、車重、最高出力や最小回転半径、乗車定員をはじめ、燃料タンク容量までわかります。

フェイスを一新した新グレード「2.0GT DIT」ラインアップ!

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SUBARU/LEGACY TOURING WAGON
スバル/レガシィツーリングワゴン(BR系・D型) 2012年5月マイナーチェンジ

レガシィ・シリーズがマイチェンを敢行した。コンセプトは「全性能モデルチェンジ」。いつものことながら、ここまでやるかのビッグマイナーだ。

まず注目したいのは、現行モデルとしては初となる2Lモデル、「2.0GT DIT」が新設定されたこと。しかも2.5Lターボのスペックを上回る300ps/40・8㎏-mを発生する2L直噴+ツインスクロールターボユニットを搭載したシリーズ最強のモデルだ。

このパワーユニットは、BRZと同じくスクエアなボア×ストロークのFA型ながら、トヨタ譲りの直噴・D4Sではなく、スバル独自の直噴技術・Diを採用。ミッションは5速ATではなく、これまでのリニアトロニックCVTをベースに高トルクに対応した、新しいリニアトロニックCVTだ。

またAWDシステムは、リニアトロニックとしては初めてVTD-AWD(不等&可変トルク配分電子制御AWD)を組み合わせている。Siドライブも専用チューンのもので、S#モードでは疑似的な8速ATモード、MTレンジでは8段変速のスポーティな走行を楽しむことができる。

その上で燃費性能は2.5Lターボと比較して約20%の向上を果たしており、エコカー補助金対象車でもある。

もちろんパワーに応じたシャーシ、サスペンションチューニングが施されており、高速走行やコーナリングでのスタビリティの向上を果たしている。また、内・外装の随所に専用仕様が奢られている。

なお、このモデルの登場により、2.5Lターボ搭載「2.5GT」は、バリエーションが縮小されて「2.5GT EyeSight」のみとなった。

2.5LのNAモデルは、これまでのEJ25型から新世代のFB25型に換装。このパワーユニットは海外ではすでに投入されていたが、日本へは今回が初投入だ。

リニアトロニックCVTも軽量・コンパクト化されている。そして2.5L NAモデルは全車にアイドリングストップ機構が搭載され、燃費性能は大幅に引き上げられた。アイドリングストップはEyeSightとの協調制御も図られており、追従クルーズ中に前走車に続いて停止した場合でもブレーキを踏むことなく作動する。

アウトバックも含め、エクステリアのフロント周りはグリル、バンパーの変更などで従来よりも引き締まった印象に。インテリアは加飾やスイッチ類のレイアウトが見直されて上質感、スポーティ感が高められている。

ボンネットのパワーバルジが卓越したパフォーマンスを物語る。新設定された「2.0GT DIT」。専用サスや、内外装のデザインにブルーをアレンジし、スポーティなイメージを演出している。


「2.0GT DIT」に搭載される2.0ℓボクサー4の直噴ターボユニット。高トルクに対応したリニアトロニックCVTが組み合わされる。



内外装をよりスポーティにフェイスリフトしたニュー・レガシィ。「2.0GT DIT」ではシートサイドや、ドア&センターアームレストにブルーステッチが施されている。


中低回転域のトルクを向上させた2.5ℓ新世代ボクサーエンジンを搭載した「2.5i EyeSight Sパッケージ」。軽快な走行性能と燃費性能を両立させている。


アウトバックでは、ワイド感を強調したバンパーをはじめ、力強い“ヘキサゴングリル”やヘッドランプなどでフロントフェイスを一新。写真は「2.5i LPackage」。


「2.0GT DIT」をオプションパーツでドレスアップ。フィット感もよく、ワンポイントで効果的に演出できる。

※記事の内容、価格、スペック等は2012年5月のデビュー当時のものです。その後の一部改良等で変更になっている可能性もあります。

※スタイルワゴン2012年6月号より

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