専門家を交えた3社共同開発で誕生したガレージサイズの可搬式ユニット
興味を持ってのぞいてみると、そこには写真や映像でしか見たこともない装置が……。ナント、このブースに展示されていたのは、車両やパーツではなく自動車用の風洞試験システムそのもの!
風洞試験システムとは、自動車の車体形状やエアロパーツの空力テストを行うための装置。設置には広い敷地が必要となり、おいそれと導入できるようなシロモノではないが、このコンパクト風洞「エアロオプティム」とコンパクト風洞天秤「スリムバランス」は、世界最小クラスの試験システム。可搬式で場所を選ばず導入できるため、スペースの限られたイベントブースでの初展示が実現したわけだ。
本格的な空力試験の様子をオートサロンの会場で見られることに、ちょっと興奮……。コンパクト風洞システムの導入が広がれば、エアロパーツの空力性能を可視化するのが当たり前の時代が来るかも!?
Photos by中川シンジ Text by岩田一成