仕事の頼れる相棒であるのはもちろん、カスタマイズベースとしても人気のハイエース。広々した車内を活かし、キャンパーやトランポなど様々なアレンジが楽しめる。そんなハイエースとは一体どんなクルマなのか? グレード体系や価格、安全装備など、そのメカニズムをチェック!
先進機能の充実により、着実に高められた安全性
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いまやクルマにとって欠かせない存在といえるのが、安全性を高めるための先進装備。ハイエースも例外ではなく、2017年11月の5型から衝突回避支援パッケージ「Toyota Safety Sense P」が標準装備となった。
ミリ波レーダーと単眼カメラの追加により実現したこのパッケージ。運転中に歩行者やクルマとの接触を予防する「プリクラッシュセーフティ」や、高速などで車線をはみ出しそうな時に警告する「レーンディパーチャーアラート」。夜間にハイビーム、ロービームの切り替えを自動的に行う「オートマチックハイビーム」という3つの先進機能で、ドライバーをバックアップしてくれる。
さらに今年4月にはアクセルの踏み間違えを予防するパーキングサポートブレーキ(前後方静止物)を全車に標準装備とするなど、確実に安全性を高めてきた。充実のセーフティ機能も選ぶべき理由だ。
【パノラマビューモニター】
クルマを真上から見たような映像をナビ画面に写し出せるパノラミックビューモニター(オプション)。死角をなくし、車庫入れや狭い道でのすれ違いなどをサポートする。
【インテリジェントクリアランスソナー】
前後方向にある静止物を検知しブザーと表示で警告。衝突の恐れがある時はパワーを抑制し自動ブレーキが作動。被害を最小限に抑えられる。
【レーンディパーチャーアラート】
車線からはみ出していないか単眼カメラでチェック。ウインカーを出さずに車線を逸脱しそうな際は、ブザーと表示で警告してくれる。50km/h以上で作動する。
【オートマチックハイビーム】
ハイビームとロービームを自動で切り替えて、夜間の歩行者の早期発見に繋げる機能。先行車や対向車がいないと判断した際は、常時ハイビームにて走行する。
【プリクラッシュセーフティシステム】
車両や歩行者をミリ波レーダーと単眼カメラで検出。ブザーと表示で警告を促し、衝突の恐れがあるときは自動ブレーキが作動する。
200 系ハイエース 歴代モデル、愛され続ける働くクルマ
【1型】2004年8月(平成16年)〜2007年8月(平成19年)
2.5ℓディーゼルターボを搭載し、2.7ℓガソリン仕様も用意。ボディ長はロングとスーパーロングのみで、標準は廃止に。U字+逆T字のグリル形状が特徴だ。
【2型】2007年8月(平成19年)~2010年8月(平成22年)
バンパー&グリル形状が変更になった2型では、新開発の3ℓディーゼルターボが登場。バンにスーパーGL・ワイドボディ&ミドルルーフ車が追加された。
【3型】2010年8月(平成22年)~2013年12月(平成25年)
ヘッドライトやグリル、バンパーなどフロントまわりのデザインを一新。1KDディーゼルエンジンも改良され、排ガス規制に対応しつつ出力向上も果たした。
【4型】2013年12月(平成25年)〜2017年11月(平成29年)
スピンドルグリルに変更。上位モデルにバックドアイージークローザーを採用するなど、装備を充実させた。バンの特別仕様車「ダークプライム」も発売。
【5型】2017年11月(平成29年)~2020年(令和2年)5月
衝突回避支援パッケージ「Toyota Safety Sense P」が標準装備に。またディーゼル車はエンジンを2.8ℓターボの1GD-FTV型に変更。6速ATも採用。
【6型】2020年5月(令和2年)〜
VSC&TRCをはじめとした安全装備をさらに充実。デジタルインナーミラーも選べるようになった。ドアミラーの形状が大きく変わったのも6型の特徴のひとつ。
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[スタイルワゴン・ドレスアップナビ編集部]
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