安心ドライブをサポートする、「ドライバー異常時対応システム」をCX-60に初搭載!

【これからどうなる自動運転】クルマ造りに対する考え方に違いがあった、i-ACTIVSENSE(アイアクティブセンス) |第4回/国内自動車メーカー自動運転の現在地 マツダ編

現在、各メーカーは独自の名称で運転支援システムをアピールしている。今回は、日本の自動車メーカーの自動運転に向けた進捗状況をチェック!
ハンズオフのテレビCMを見ていると“自動運転はもうすぐ?”と思ったりもして…。運転支援と自動運転~そこには大きな隔たりがあるようだ。

「人中心」や「クルマを操る楽しさ」を考えたADAS開発

マツダのADASは、i-ACTIVSENSE(アイアクティブセンス)です。衝突被害軽減ブレーキ、アクセルとブレーキの踏み間違え防止、後退時に左右に接近したクルマを検知した場合の衝突被害軽減ブレーキなど、他の日系メーカーが装備している機能の多くを完備しています。

システムとしてみると、画像認識技術について、米インテルが買収したイスラエルのモービルアイの技術を使っています。つまり、日産のプロパイロット(および2.0)と同じです。ただし、ADAS用ハードウエアを供給する会社はマツダと日産では違いますし、またマツダと日産ではクルマ造りに対する基本的な考え方にも違いがあります。そのため、例えば、高速道路でのハンドル操作支援の”あんばい”で、はっきりとした差を感じます。マツダとしては常に「人中心」や「クルマを操る楽しさ」を掲げ、それらをADAS開発でも徹底しています。

そのほか、マツダのADASで特徴的なのが、ドライバー異常時対応システムです。2022年12月には、SUVの「CX-60」が最新の国連協定規則に基づく、国内での改正保安基準での型式認定を受けた国内第1号モデルとなっています。

著者PROFILE 桃田健史
1962年8月、東京生まれ。日米を拠点に、世界自動車産業をメインに取材執筆活動を行う。インディカー、NASCARなどレーシングドライバーとしての経歴を活かし、レース番組の解説及び海外モーターショーなどのテレビ解説も務める。日本自動車ジャーナリスト協会会員

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[スタイルワゴン・ドレスアップナビ編集部]

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