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アイシン精機:エレクトリックテールゲートシステムを三菱自動車の新型「パジェロスポーツ」に搭載

  • 2020/01/24
  • Motor Fan illustrated編集部
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(PHOTO:MITSUBISHI MOTORS Thailand)

アイシン精機のエレクトリックテールゲートシステムが、2019年7月にタイで発売された三菱自動車工業の新型「パジェロスポーツ」に搭載された。

 エレクトリックテールゲートシステムは、ドア駆動ユニット、ECU、センサー類でシステムを構成し、バックドアを電動で作動させるシステムで、今回初めて三菱自動車の車両に採用された。本製品の特長は以下の3点。

① システム開発による構成部品の効果的な連動制御
 車両側のECUと連動することで、Bluetoothで接続されたスマートフォンによる開閉作動や、スマートフォンを所持したユーザーが近づいた際にドアが開き、離れた際に閉じる予約機能の実装を実現した。ユーザーの好みの開き具合でドアが停止する「ドア開度メモリ機能」を搭載しており、バックドアに搭載されたスイッチや手持ちのスマートフォンからの指示で、ドアの開き具合を変更することが可能。

②キックセンサー搭載によるバックドアの操作性向上
 従来のエレクトリックテールゲートシステムは、ハンドル、バックドアスイッチ、キー、ドライバー席スイッチなど手を使った操作で開閉の指示をしていたが、キックセンサーの搭載で足による操作が可能になり、両手がふさがっている場合など様々なシーンでの利便性が向上した。車両両側のコーナー部にセンサーを配置し、車両の左右側面・後方からの足を使ったアプローチで開閉動作が可能。またこのセンサーは、コーナーの屈曲に合わせて配置を行う必要があり、検知アンテナを単電線で構成している。単電線をループさせることで検知性能を車両に合わせてチューニングでき、レイアウトに応じた実使用上の検知能力を向上した。

③スピンドル式駆動ユニット採用による搭載性・利便性向上
テールゲート重量を圧縮スプリングで保持することで小型のモーターでテールゲートを電動開閉することができる。ピラー置きタイプに対して部品点数を削減し、システム全体で約25%の軽量化(自社製品比較)を実現している。また、これにより内装設計の自由度が上がり、後方の視界が広く確保でき、見栄えの良いデザインにすることができた。

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