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プライムポリマー:高機能ポリプロピレン供給体制の構築及びサーキュラーエコノミー対応の強化

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HYPOL法を導入する既存製造設備(プライムポリマ―大阪工場)

プライムポリマーは、ビルド&スクラップによる生産体制再構築の一環としてポリプロピレン製造設備の新設を決定した。

 ポリプロピレンは、食品容器や家電、自動車、医療、二次電池等、幅広い用途で使用される生活基盤素材である。フードロス削減や医療機会の増加、EV(電気自動車)の航続距離延長等、社会ニーズの変化に伴い、ポリプロピレンに求められる役割は今後ますます拡大していくとみられている。一方、気候変動やプラスチック問題、循環経済といった喫緊の環境課題に対応することは、プラスチック生産者としての社会的責任であると認識している。

 新製造設備では、これまでの設備で実現できなかった高機能ポリプロピレンを生産でき、これにより、自動車材用途等での軽量化、薄肉化ニーズへの高度な対応が可能となる。また、リサイクルに貢献する素材の提供等を通じて、マテリアルリサイクルの推進を図る。

 プライムポリマ―は今後、需給環境に見合った生産能力とすべく、既存製造設備の停止を実行していく。生産体制再構築により、約7万トン/年(13年対比)のGHG削減効果を見込んでおり、更にバイオマス原料を使用した素材の提供等を通じて、サーキュラーエコノミーへの対応を強化していく。

建設予定地(プライムポリマー市原工場)

設備概要

1.製品 ポリプロピレン
2.生産能力 20万t/年
3.立地 プライムポリマー市原工場(千葉県市原市)
4.製造技術 三井化学からのライセンス技術(HYPOL法)
5.スケジュール 2021年8月着工、2024年11月営業運転開始

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