ヤマト運輸:国内初、量産型国産小型商用BEVトラック500台を導入

ヤマト運輸は、日野自動車が開発した超低床・ウォークスルーの国産小型商用BEVトラック「日野デュトロ Z EV」を、2022年8月10日(水)から首都圏を中心に順次500台導入することを発表した。量産型の国産小型商用BEVトラックの導入は国内で初めて。

背景および目的

ヤマトグループは、2050年温室効果ガス排出実質ゼロおよび2030年温室効果ガス排出量48%削減(2020年度比)の実現に向けて各取り組みを進めており、その主要施策の一つとして、2030年までにEV20,000台の導入目標を掲げている。7月27日にはCJPT社と共同で、電動車普及に向けてカートリッジ式バッテリーの規格化・実用化の検討開始を発表するなど、カーボンニュートラル社会実現のために積極的な取り組みを進めている。

今般、2021年11月から日野自動車と共同で、超低床・ウォークスルーの小型商用BEVトラック「日野デュトロZ EV」を用いた集配業務の実証実験で、温室効果ガス排出量の削減効果や、集配業務における効率性・実用性について検証し、効果が確認された。検証結果を踏まえ、小型商用BEVトラックが今後ヤマトグループへと順次導入される。

(1) 導入台数:500台
(2) 導入開始時期:2022年8月10日(水)から順次導入開始
(3) 導入エリア:全国(首都圏である関東・中部・関西エリア中心)

カーボンニュートラル社会の実現に向け、引き続きEVを含む次世代モビリティの開発や、EV運用オペレーションの最適化に向けた各取り組みを進めるとともに、エネルギーマネジメントシステムの開発も積極的に進め、サステナブル経営を強化する。

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