マツダの3列シートクロスオーバー車・CX-8が11月2日、大幅商品改良を施し11月2日より予約を開始した。今回の改良についてマツダは「最新の魂動デザインを取り入れたデザイン表現の進化、お客さまの選択肢の幅を広げる特別仕様車や機種の追加、そして新世代商品で開発した技術の採用によるダイナミクス性能の進化や利便性と安全性の向上を実施」したとアナウンスしている。
デザイン表現の進化
順に追ってみよう。まずは「デザイン表現の進化」である。具体的には、フロントグリル、リヤコンビランプとリヤバンパーのデザインを変更するとともに、ボディカラーを追加した。
特別仕様車や機種の追加
特別仕様車「Grand Journey」を追加した。適用は25SおよびXDグレードで、ともに4WD/ATの設定。価格は、25S-GJが3,999,600円、XD-GJが4,382,400円。
また、新機種として「Sport Appearance」を追加した。「全身をブラックでまとめることで、成熟した大人のスポーツマインドを刺激しつつ、上質さも表現した」とマツダはアナウンス。こちらがちょいワルの男性をターゲットとしているのに対し、Grand Journeyはアクティブな女性をユーザーとして想定、と説明があった。25SおよびXDグレードに展開、2WD-ATおよび4WD-ATから選択可能。価格は25S-SAが4,032,600円(2WD)/4,269,100円(4WD)、XD-SAが4,415,400円(2WD)/4,651,900円(4WD)。
ダイナミクス性能の進化や利便性と安全性の向上
スプリングとダンパーを見直しピッチの発生を抑制、加減速時の不快な頭倒れをを抑えることで乗り心地の向上を図った。動きを抑えるのではなく、回転運動を並進運動(この場合は上下の方向)に変換する。CX-60がサスペンションのジオメトリーで実現した車両の挙動を、ばねとダンパーで追いかけた格好だ。
前席を改良し、着座時に骨盤を立たせ姿勢を安定させる構造とした。骨盤が起きることで支える筋肉の余計なストレスを軽減し、結果として疲れないというロジックである。
このほか、SKYACTIV-G 2.5T(25Tグレード)において、パワートレイン制御を調整。低速トルクを細かくコントロールできるようにペダルの操作力を最適化した。また、素早いアクセル操作に対して瞬時に呼応するATの変速制御を採用した。
このほか、安全機能の充実として、アダプティブ・LED・ヘッドライトを改良、LEDを従来の12分割型から20分割型へ改めることで、夜間の視認性を高めた。アクティブセーフティについても、クルージング&トラフィック・サポートを採用、追従走行機能とステアリングアシスト機能によるドライバーの負担軽減に努める。
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