二酸化炭素(CO2)の地球温暖化への影響について、信じられている一般的な理論と反論が存在する。人間の活動によるCO2排出が地球温暖化を引き起こしているという説は、米プリンストン大学地球流体力学研究所の真鍋淑郎氏による1960年代後期のシミュレーション結果に基づく。しかし、その結果に対する賛否両論が存在している。
マサチューセッツ工科大学(MIT)の研究者や米国水資源保存研究所は、地球の基礎温暖化率は真鍋氏が指摘する1.3℃よりもはるかに低いと反論しているにも関わらず、この反論はIPCC(気候変動に関する政府間パネル)によって無視され、地球の基礎温暖化率1.3℃が広く受け入れられている。