住友ゴム、トータルフリートマネジメントサービスの実現に向け米・車両故障予知会社「Viaduct」へ出資

住友ゴム工業はトータルフリートマネジメントサービスの実現に向け、AIを活用した車両故障予知ソリューションサービスを提供する米国のベンチャー企業であるViaduct Inc.(以下「Viaduct(バイアダクト)社」)へ出資したことを発表した。
左:住友ゴム代表取締役社長 山本悟、右:Viaduct社CEO デイヴィッド・ハッラーク氏

Viaduct社とは既に共同実証実験を開始しており※、本出資により、同社との戦略的パートナーシップをさらに強固なものとすることで、タイヤを含む車両全体の故障予知ソリューションサービスの展開を加速させている。

タイヤ以外の車両部品の故障予知を行うViaduct社のAIを活用した車両故障予知ソリューションサービスと、住友ゴム独自のセンサーレスのセンシング技術『センシングコア』で得たタイヤの解析データを組み合わせることで車両全体の状況を把握することが可能となる。このトータル車両故障予知ソリューションサービスの提供によって、フリート事業者および自動車メーカーが抱える課題に対し、走行時の安全性向上、車両稼働率の向上、メンテナンスコストの削減が期待でされている。

住友ゴムでは、CASE/MaaSに対応する高い安全性能・環境性能を実現するために、タイヤ開発および周辺サービスの開発コンセプトである『SMART TYRE CONCEPT』を掲げている。その周辺サービスの中核を担う『センシングコア』の導入を進めるべく、Viaduct社との共同実証実験を通して、フリートや自動車メーカーと連携を図っていく。2020年代後半には、メンテナンス・保険・リースなどを組み合わせたトータルフリートマネジメントサービスの展開が目指される。

■Viaduct社概要

社名:Viaduct Inc.
本社所在地:1010 Doyle Street, Suite 200, Menlo Park, CA USA
代表者:CEO デイヴィッド・ハッラーク
設立:2018年
事業内容:AIを活用した車両故障予知ソリューションサービスの提供

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