武蔵精密工業:東アフリカ市場で2輪EVユニットを初めて販売

武蔵精密工業は、ケニアのスタートアップ企業であるARC Rideの電動バイクに適用される2輪EVユニットを受注した。

ARC Rideはケニアのナイロビに組立工場を持つEV企業で、電気自動車の2輪車と3輪車の設計、製造、組立に加えて、独自のバッテリー交換・管理プラットフォームを提供している。当該部品は2023年から生産・納入を開始する予定。ムサシにおける東アフリカ市場での初めての2輪EVユニットの販売となる。

■2輪EVユニット紹介動画
https://youtu.be/Epqwqwjaso0

モーターサイクルの電動化においては走行距離、音、コストの3つの課題がある。このうち、走行距離に関しては重量と伝達効率、音に関してはギヤの精度が大きく関わってくる。ムサシの2輪EVユニットは、モータとギヤボックスを一体化することにより、薄型・軽量化を達成した。さらに、ムサシの高度なギヤ加工ノウハウを掛け合わせることで高い伝達効率と低ノイズを実現している。
コストに関しては、モータやインバータを変えることなく、ギヤとアームの変更だけでタイヤサイズの異なる車種に適用可能なデザイン設計にしているため、開発費のコストダウンにつなげることが可能。

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