NOK:「ベトナム工場増築棟」本格稼働、自動車産業の需要拡大に伴い「Oリング」の生産能力を増強

NOKは、自動車生産に欠かせない機能部品「Oリング」の需要拡大に伴い、ベトナム・ホーチミン市近郊にあるVietnam NOK の工場に、約35億円を投資し1.4倍に増築、生産能力を増強した。2022年7月25日(月)に、増築棟の落成式が執り行われ、本格稼働した。

 NOKはサプライチェーンの分断回避に向け、地震や台風、大雨など自然災害が多発する日本国内に集中していた生産体制の海外への分散を進めてきた。2016年の熊本地震では当社の熊本事業場も被災。建屋や生産設備に大きな損傷はなかったものの、電力等のインフラが滞ったことにより製造が一時的停止に追いやられた経験から、生産拠点分散のさらなる必要性が高まった。
 今般、さらなる自動車産業からの需要拡大を受け、ベトナム工場の敷地面積を現在の約1.4倍となる44,000㎡に増築。主力部品「Oリング」の、生産スペースを約2倍の24,000㎡に拡張する。

社名:Vietnam NOK
設立:2004年8月4日
生産品目:Oリング、オイルシール
株主:NOK100%
従業員:1,994名 (22年3月末時点)
資本金:27百万USD(30億円)
所在:ドンナイ省ビエンホア市 アマタ工業団地内
土地面積:95,000㎡
建屋面積:44,000㎡(オイルシール棟 20,000㎡、Oリング棟 12,000㎡ ⇒ 増築により24,000㎡)
ベトナムNOK(VNN)設立の目的:
・ベトナムでの日系メーカー等に対する販売を促進する為日本品質品の生産拠点を設置
・オイルシール事業部の国内増産対応及び低コスト生産、タイNOK(TNC)における将来の受注増の受け皿の対応。

オイルシールとは
オイルシールの国内シェア70%、世界シェア50%を誇るNOKの主力製品。その名の通り、オイル(油)をシール(封じる)する機能部品で、自動車やロボットをはじめとする、高い機密性が求められる機械類で広く使用されている。

■ Oリングとは
断面がO形の環状パッキンで、外部からの水や空気を遮断し、機械の中の流体を密封する。NOKではさまざまな用途に応じた合成ゴムを駆使し、長期間の使用や過酷な条件下での使用に耐えるOリングを生産している。

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