3.3L直6ディーゼルを徹底取材! クラッチ式8速ATの仕組み! PHEVと48Vの構造と狙い!:モーターファン・イラストレーテッド vol.193「Mazda SKYACTIV 2022」

自動車の技術を写真と図解で詳解する『モーターファン・イラストレーテッド』。10月15日発売の193号は特集「Mazda SKYACTIV 2022」です。

モーターファン・イラストレーテッド vol.193の詳細はこちらから!

図解特集 Mazda SKYACTIV 2022

 進化し続けるマツダ・スカイアクティブエンジン

 道標:2022年に振り返る12年間 スカイアクティブICEの軌跡

 衝撃:第二世代へ歩みを進めたディーゼル[SKYACTIV-D 3.3]
 技巧:ストレート6はここで生まれる。[宇品西地区エンジンライン]
 動転:トルクコンバーターのないステップAT[新型8速AT]

 進化:世界初の予混合圧縮着火ガソリンエンジン[SKYACTIV-X]

 検証:正論で考え、製品で検証すると……ロードマップは正しかった

 成長:2022年 最新スペックのSKYACTIV-G
 継続:2022年 最新スペックのSKYACTIV-D

 登場:いよいよ電動化がスタート[e-SKYACTIV]

 展望:2010年に描いた未来は「手の届くところ」にあるか

 サスペンションウォッチング フロント・ダブルウィッシュボーン[マツダ・CX-60]
  CX-60・サスペンションインプレッション

マツダがまたもや世界の注目を集めています。「ラージ商品群」と名付け、これまでのSKYACTIVとは異なるアプローチが発表されたのが2021年10月のこと、そこでは直列6気筒エンジンの登場がアナウンスされ、さらには縦置きパワートレーンによるAWDの可能性が示唆されました。

そして新型車CX-60がデビュー、直列6気筒ディーゼルエンジンや新型8速AT、ハイブリッドシステムなど、数々の新技術が盛り込まれていることが明らかになりました。しかし、あまりに多くのテクノロジーがいっぺんに現れたため、それぞれの新技術がきちんと紹介されていない。そのように感じたMFiはマツダに取材を依頼、今回はまずパワートレーンについて徹底的に、エンジニアの方々に直接お話をうかがう機会をいただきました。

マツダのプレスリリースには詳しく書いてあるけど、それ以上が知りたい!――そのようなニーズにお応えするSKYACTIV特集です。

直列6気筒という、古くて新しいフォーマット。マツダの新型ディーゼルエンジン・SKYACTIV-D 3.3は、なぜ直列6気筒で3.3Lという機械構成としたのか。欧州の同等排気量エンジンに対してレスパワーなどという感想もあるようですが、本機の真価はそこにはありません。革新的な燃焼方式:DCPCIによるSKYACTIV-D 3.3の実力を探ります。

2気筒分長くなる直6エンジンの製造を、これまで4気筒しか流してこなかった生産ラインにどう適用させるか。多品種少量の混流生産を得意としてきたマツダのエンジン工場を独占取材、どのようにして相対的に長くて重たいディーゼルエンジンを作れるようにしてきたのかを追いました。

縦置きパワートレーンとなると、変速機の形もこれまでとはまったく異なります。マツダはこれに8速の段数を刻んだステップATを新設計。さらに驚きなのは発進機構に湿式多板式クラッチを用いていることでした。流体継手:トルクコンバーターを備えるのが通常のところ、MTライクなクラッチに代えることで何が得られるのか、どのような利得があるのかを聞きました。

ターボとかモーターとかやらないんじゃなかったのか?と思われる方もいらっしゃるかもしれません。SKYACTIVもいよいよ電動化が始まります。しかし重要なのは、ドライバーの操作意図を忠実に出力するのが目的であり、環境性能は重要ではあるもののゴールではないという視点です。PHEVと48Vマイクロハイブリッド、それぞれの構造とねらいを紹介します。

SKYACTIVは、2010年の発表時に「これがゴール」という訴求をした非常にユニークなコンセプトです。ステップ1、ステップ1.5と確実に歩みを続け、現在はSKYACTIV-XとSKYACTIV-D 3.3によるステップ2の状況。では今後、ゴールに向けてどのような取り組みがなされているのか。パワートレイン開発責任者の中井英二氏にインタビューしました。

図解特集 Mazda SKYACTIV 2022

 進化し続けるマツダ・スカイアクティブエンジン

 道標:2022年に振り返る12年間 スカイアクティブICEの軌跡

 衝撃:第二世代へ歩みを進めたディーゼル[SKYACTIV-D 3.3]
 技巧:ストレート6はここで生まれる。[宇品西地区エンジンライン]
 動転:トルクコンバーターのないステップAT[新型8速AT]

 進化:世界初の予混合圧縮着火ガソリンエンジン[SKYACTIV-X]

 検証:正論で考え、製品で検証すると……ロードマップは正しかった

 成長:2022年 最新スペックのSKYACTIV-G
 継続:2022年 最新スペックのSKYACTIV-D

 登場:いよいよ電動化がスタート[e-SKYACTIV]

 展望:2010年に描いた未来は「手の届くところ」にあるか

 サスペンションウォッチング フロント・ダブルウィッシュボーン[マツダ・CX-60]
  CX-60・サスペンションインプレッション

モーターファン・イラストレーテッド
Vol.193 MAZDA SKYACTIV 2022
2022年10月15日発売
定価1760円 (本体価格1600円)
ISBN:9784779646973

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