自動車ニュース テクノロジー ランドローバー レンジローバー レンジローバーのサスペンションを眺めてみる 2023.01.27 09:04 by Motor Fan illustrated編集部 この記事の画像をもっと見る(全10枚) SUVの欧州における祖ともいえるレンジローバー。3代目から引き継ぐ「モノコックボディ+独立懸架」は5代目となる現世代でも同様。大きく重たくなり、しかししなやかな脚周りを求められる同車のサスペンションはどのようなものか。 連載サスを眺める INDEXリヤサスペンション:マルチリンク式フロントサスペンション:ダブルウィッシュボーン型マルチリンク式 リヤサスペンション:マルチリンク式 リヤサスペンション全景。左後方から。サスペンションリンクを含め、あらゆる箇所に樹脂製カバーが備わり、床下整流に努める。正直、カバーを外さないと何も見えない、何かわからない印象。 さらに寄ったところ。ロワー後リンクはアルミ成形品だろうか。巨大なエアスプリングユニット(中央)とダンパー(その左側)を抱える。このほかのリンクはアルミ合金の鍛造品で構成している。 同部位を前から眺めたところ。ホイールからボディ側に伸びるのがロワー前リンクと樹脂カバー。垂直方向に走る角断面のアルミ部材はアッパー前リンクに接続されるアンチロールバーリンク。その上には四輪操舵のためのトーコントロールリンクとナックル側ボールジョイントが見える。 左サスペンションを上から眺めたところ。各リンク角度とナックルへの締結の様子がよくわかる。ちなみに撮影車はノキアンタイヤの新型スタッドレスタイヤであるハッカペリッタR5 SUVというタイヤを早くも装着していて驚いた。 左のリヤナックル。5本のリンク(つまり5リンク式サスペンション)をくわえこむための複雑なアルミ鍛造品。中央にはドライブシャフトが見える。 フロントサスペンション:ダブルウィッシュボーン型マルチリンク式 右フロントサスペンションを前下から。ご覧のようにダブルウィッシュボーン式ながら、ロワーは2本のリンクで分割した構造。それにしても各リンク/アームの豪奢なこと……。車重2700kg/最大トルク650Nmを受け止めるための方策である。 ナックル側に寄ったところ。各リンクが複雑に入り混じり、正直この写真だけでは何が何やらわからない印象。横に走るのがタイロッドエンド、画面右下からナックルにつながるのがロワー前リンク。奥にはロワー後リンクが、ボールジョイントの高さを変えて接続されている。右側に映る環状の部品はダンパーマウントで、ロワー後リンクに接続されている。環状としているのはドライブシャフトを通すため。ダンパーマウントには角断面のアルミ製アンチロールバーが接続される。 左フロントサスペンションをうしろから。ロワー後リンクとダンパーマウントの締結は、なるべくボールジョイントに近い位置としている。 同部位の上方、アッパーリンクとナックルの締結部。まことに個人的な感想で恐縮だが、ハイマウント式のフロントダブルウィッシュボーンは非常に格好いい。 日産アリアのサスペンションを眺めてみるFWD車に乗って、えらく感銘を受けた日産アリア。というわけで、さらに良さそうなe-4ORCEの登場を心待ちにしていたがなかなか現れず。そうしたらついに、日産自動車のグローバル本社ギャラリーにAWD仕様が展示されていたので写真を撮ってみた。https://motor-fan.jp/tech/article/30458/ 連載 サスを眺める プレスリリース 2023.01.29 トヨタ・ランドクルーザー[300系]のサスペンションを眺めてみる テクノロジー 2023.01.28 日産・新型セレナ[C28型]のサスペンションを眺めてみる テクノロジー 2023.01.27 レンジローバーのサスペンションを眺めてみる テクノロジー 2023.01.26 日産アリアのサスペンションを眺めてみる テクノロジー 2023.01.25 日産フェアレディZのサスペンションを眺めてみる テクノロジー 2022.07.20 トヨタ・新型クラウン(クロスオーバー)のサスペンションを眺めてみる 連載の記事一覧へ テクノロジーの関連記事 ランドローバー レンジローバーの厳選中古車物件情報 中古車トップ 【注意】 自動車カタログ・厳選中古車情報に掲載されている写真は、年式やグレードの違う車種が含まれます。掲載されている写真はそれぞれの車種用でないものも含まれています。また、対応は年式やグレード、 装備などにより異なる場合があります。購入の際は必ずご確認ください。 商品の価格・仕様・発売元等は記事掲載時点でのものです。商品の価格は本体価格と消費税込みの総額表記が混在しております。商品を購入される際などには、メーカー、ショップで必ず価格・仕様・返品方法についてご確認の上、お買い求め下さい。 購入時のトラブルについて、出版元・編集部は一切関知しません。また責任も負いかねます。