三菱・MIRAI-LABO、PHEVの使用済みバッテリーを活用した自律型街路灯の実証実験を岡崎市で開始

三菱自動車は、MIRAI-LABO社と共に岡崎製作所(愛知県岡崎市)の所内にプラグインハイブリッドEV(PHEV)の使用済みバッテリーを活用した自律型街路灯を設置し、実証実験を開始したことを発表した。

この自律型街路灯は日中に太陽光で発電した電力を電動車の使用済みバッテリーに蓄電し、夜間はその電力でLED照明を点灯させるもの。2024年度内の販売開始を目指し、本実証実験では使用時のバッテリー等のデータを取得して不日照日数の検証等が行なわれる。

2022年11月に環境省より脱炭素先行地域に選定されている岡崎市と三菱自動車は、2022年6月にカーボンニュートラル社会の実現に向けた連携協定を締結しており、本実証実験はこの連携の一環。本実証実験で得られた実績やノウハウは岡崎市と共有され、更なる連携に向けて活用される。

本実証実験の開始に伴って行われた点灯式では、出席した岡崎市の中根康浩市長が「自律型街路灯先行地域事業にも位置付けており、街行く人々の目に触れ、実際に体感していただける『目に見える脱炭素』として非常に大きな取組みと考えております。岡崎市から全国へ広く普及していくことを期待しております」と述べた。

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