デンソー、冷凍機の遠隔監視サービスD-FAMSと保守メンテナンスをセットにした「みまもりメンテパック」を発売

デンソーは、冷凍機の遠隔監視サービスD-FAMS(ディー・ファムス)と、冷凍機の異常検知時の保守メンテナンスサービスをセットにした「みまもりメンテパック」を発売した。

みまもりメンテパックの概要

デンソーは2035年の未来に向けて「人流」「物流」「エネルギー流」「資源流」とそれらを支える「データ流」の「5 つの流れ」を相互につなげ、統合的に制御することで新しい価値を生み出し、人々の笑顔があふれる幸福循環社会の実現に取り組んでいる。

今回発売された「みまもりメンテパック」は、トラックに搭載されている冷凍機を遠隔監視し、異常を即時検知して通知するD-FAMSと、故障前の部品交換や故障時の修理対応をサポートする保守メンテナンスサービスをセットにしたサービスである。デンソーが長年にわたり培ってきた冷凍機の知見と、デンソー独自のデータ解析技術などを融合し、異常や故障の兆候をタイムリーに検知・通知することに加え、故障時にはサービス店と連携し迅速な修理対応が実現される。それにより、冷凍機を常に正常な状態に保ち、突発故障のリスクを低減することで計画的な運行につなげるとともに、運行管理者の負荷低減や人手不足解消に貢献する。

(1)D-FAMS
遠隔監視
デンソー製冷凍機の稼働データをサーバーへ送信する機器を冷凍機に後付け装着し、データを収集する。サーバー上で解析されたデータをもとに、デンソーの冷凍機監視センターにて、冷凍機の状態を常に遠隔監視することで、異常や故障の兆候をタイムリーに検知・通知する。

  • 車両点検のための休車や配車調整が不要となり、車両稼働率の維持や、管理者の負荷低減に貢献。
  • 冷凍機故障時の冷媒(代替フロン)漏えいを最小限にとどめ、フロンの排出抑制に貢献。

(2)保守メンテナンスサービスについて
部品交換の目安を通知
冷凍機の稼働時間を遠隔で管理することで、最適なタイミングで消耗部品の交換を知らせる。 

  • 計画的な部品交換をサポートし、車両稼働率維持・向上に貢献

故障時の迅速対応
冷凍機の異常を検知した際には、冷凍機監視センターから速やかに車両管理者に知らせ、顧客とサービス店と連携し、修理調整を行う。

  • 修理時間の短縮。
  • 故障時の運転者の待機時間を最小化し、負担軽減に貢献。
  • 車両の非稼働時間の短縮や、配送商品の品質劣化を低減。

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