脱炭素の新戦略、サウジアラムコが見た全樹脂電池の可能性[自動車業界60秒ブリーフィング]

2023年3月、サウジアラムコと日本のスタートアップAPBが全樹脂電池の共同開発で基本合意に達した。この提携は、石油生産で世界をリードするサウジアラムコが脱炭素化に向けた新たなステップとして注目される。APBは、電気自動車(EV)の軽量化・小型化、高いエネルギー密度、製造コストの削減、そして高い安全性と耐久性を実現する全樹脂電池の量産化に取り組んでいる。

APBは、全樹脂電池の量産化に向けて、2026年の稼働開始を目標に新工場も建設中であり、年間8GWhの蓄電池に相当する量を製造する計画だ。サウジアラムコとの提携が進めば、石油由来の素材供給も安定し、量産化が一層現実味を帯びる。

詳細はこちら→全樹脂電池、世界へ。二次電池のゲームチェンジャーとして秘める可能性は?

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