アイシンが「リンク式パワードアシステム」を新開発しトヨタ「センチュリー」ワールドプレミアで初披露

アイシンは、「リンク式パワードアシステム」を新開発したことを発表した。このパワードアシステムは、9月6日にトヨタ自動車が開催した「センチュリー」のワールドプレミアで初披露された。アイシンは2001年に世界で初めて「パワースライドドアシステム」を量産するなど、長年培ってきた技術やノウハウを生かし、時代やユーザーのニーズに応えるシステム製品の開発を行なってきている。

今回開発された「リンク式パワードアシステム」は、スライドドアの利点である乗降性の良さと車両そのもののデザイン性を両立する新しいドアシステムだ。ドア自体が車体に並行に開くことにより、狭い駐車空間でもドアの開閉、乗降ができる。小さな子どもから高齢者まで誰もがスムーズに乗り降りでき、シーンに応じては広い開口部が乗員の「美しい乗降所作」を実現することにも貢献する。

また、従来のスライドドアは、車体側面に配置したレール上をドアヒンジが移動することでドアを横方向に動かしていたため、車体側面には直線のレールを配置する必要があり、搭載車両の形状に制約があった。「リンク式パワードアシステム」は、回転アームなどを用いた保持・開閉駆動を行う構造部品を新たに開発したことで車体にレールを配する必要がなく、車両のデザインを維持したまま開閉することができる。

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