トヨタ車体、医療MaaS車両『MEDICAL MOVER』の実証実験を経て本格運用を開始

トヨタ車体が「地域医療振興協会 山口市徳地診療所」(山口県山口市)での実証実験を経て開発してきた、医療 MaaS 車両「MEDICAL(メディカル) MOVER(ムーバー)」の本格運用がスタートしたことが発表された。

MEDICAL MOVER はこれまでトヨタ車体が携わった医療 MaaS(飛沫感染抑制車や、伊那市のオンライン診療車、青森市のヘルスチェック車両)の考えをベースに、商用車や福祉車両などの商品開発ノウハウを生かし、医療を満足に受けられない中山間地域やへき地、離島などの皆様に、医療サービスをお届けすることを目的として開発した車両だ。

ハイエースの車内で診察に必要となるベッドやキャビネットデスク、乗降ステップ・手すりなどの基本装備のほか、遠隔診療システムや大型モニターなどを搭載している。

患者は車内にいる看護師のサポートにより、医師のオンライン診療を受け、患者・医師双方が移動することなく医療サービスを提供することができる。また通常の診察や健康相談のほか、災害時には被災者のケアなどに活用することができる。 今回の本格運用は、高齢化率が 54.7%の山口県山口市徳地地域での医療体制強化が進められていた同診療所の医師の相談を受け、トヨタ車体が車両を企画・製作。昨春から約1年半、医師・診療看護師(NP)・地域住民の声を聞き、また実際に使ってもらい、診療室と同等の医療サービスを目指し改善されてきた。

モニターに映る医師の診察を受ける患者(右)
診療所でオンライン診療を行う医師
看護師のサポートを受けMEDICAL MOVERに乗り込む患者
地域の公共施設を待合室として利用
遠隔医療システム、大型モニター、ベッドなどを備えたMEDICAL MOVER の車内

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