次世代EV体験:BYDドルフィンの進化したサスペンションテクノロジー[自動車業界60秒ブリーフィング]

BYDドルフィンの特筆すべき点は、電池の総電力量に応じてリヤサスペンションを変えていることである。ロングレンジ版ではマルチリンクを採用し、車重と前後重量配分に違いがある。普及版はトーションビームアクスル式で、より軽量化されている。この分け方には、バッテリー容量とサスペンションの関連性が見て取れる。

試乗体験では、回生ブレーキのフィーリングや制動の滑らかさが確かめられた。20km/h以下でのフワフワした挙動は小型車特有のものと思われる。さらに、日本市場向けのカスタマイズが随所に施されている。全高の調整、ウインカーレバーの変更、CHAdeMO急速充電への対応、日本語音声認識システムの採用など、日本のユーザーに配慮した点が多い。

サスペンションの詳細に目を向けると、ロングレンジ版は5リンク式マルチリンクを採用。

詳細を読む → 2種のうしろ足を持つBYDドルフィン:マルチリンク採用車の乗り心地はどうか

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