単気筒の進化形:ドゥカティの挑戦『スーパークアドロ モノ』[自動車業界60秒ブリーフィング]

ドゥカティは新たな単気筒ロードエンジン『スーパークアドロ モノ』を開発した。この659ccエンジンは、高性能であるデスモドロミックシステムを装備し、新たなベンチマークを打ち立てると主張されている。1990年代の『スーパーモノ 550』を彷彿とさせるこのエンジンは、『ハイパーモタード698モノ』市販車に搭載される。
『スーパークアドロ モノ』は『パニガーレ 1299』の1285cc『スーパークアドロ』エンジンを基にしており、116mmピストン、燃焼室形状、大口径バルブ、デスモドロミックシステムなどを継承している。

技術面では、大径チタニウム製インテーク・バルブ、スチール製エグゾーストバルブ、DLC表面コーティングのロッカーアームなどが採用されている。クランクケース、クラッチカバー、オルタネーターカバー、ヘッドカバーは軽量化のためマグネシウム合金鋳造品を使用。
エンジンバランスは2つのカウンターシャフトにより保たれ、トランスミッションはレーシングレシオを備えた6速ギアボックスを採用している。これらの特長により、ドゥカティは単気筒エンジンの新たな基準を打ち立てることを目指している。

詳細を読む → 【海外技術情報】ドゥカティ:新開発の単気筒ロードエンジンは新たなベンチマークを打ち立てる

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