丸山製作所|世界初、小型作業機械用2ストローク水素エンジン[自動車業界60秒ブリーフィング]

丸山製作所は、小型作業機用の2ストローク水素エンジンの開発で世界初の安定運転を実現した。この技術は、農林業分野のカーボンニュートラル化への重要な一歩である。従来の小型エンジンに代わり、100%水素燃料を使用することでゼロエミッションを達成し、プロが使用する小型作業機械(OPE)に革命をもたらす可能性がある。

バッテリーとモーターによる電動化が進む中、プロ向けOPEでは電動化の限界が指摘されていた。特に高負荷での長時間作業に耐える必要があり、現在のバッテリー性能では不十分であった。しかし、この新しい2ストローク水素エンジンは、高負荷の作業環境下でも安定して動作し、メンテナンス性にも優れている。

丸山製作所は、プレイグニッションを防ぐための工夫を施し、低温環境での燃料噴射やオフセットシリンダの採用で燃焼室内の温度を低減。これにより安定した水素燃料の運転を実現した。さらに、潤滑オイルの供給構造も工夫され、高速運転も可能となっている。

詳細を読む → 【技術情報】丸山製作所:世界初!小型作業機用2ストローク水素エンジンの安定運転に成功

キーワードで検索する

著者プロフィール

Motor Fan illustrated編集部 近影

Motor Fan illustrated編集部