親会社であるステランティス社とLGエナジー・ソリューション社との合弁事業であるネクストスター・エナジー社の約423万平方フィートのEVバッテリー工場の建設は急ピッチで進んでおり、現在その約30パーセントが完成している。プロジェクトは順調に進んでおり、第一段階であるバッテリーモジュール生産は2024年前半に開始される予定だ。年間生産能力は49.5GWhを予定している。
ネクストスター工場の建設は2022年8月に始まり、整地、整地、基礎工事が行われた。モジュール棟と呼ばれる2棟の主要建物のうち、1棟目は構造用鋼材の設置が完了し、完全に密閉された状態で、先週から機器の設置が始まっている。セル・ビルディングと呼ばれる2棟目の建物は、構造用鋼材の組み立てがほぼ完了し、約40%が囲われている。
完成すれば、カナダ国内初の大規模な電気自動車用バッテリー製造施設となり、工場の年間生産能力は当初の45GWhから49.5GWhまで高めることを目指し、ウィンザー市とその周辺地域で推定2500人の新規雇用を創出する。
ネクストスター社は最先端のリチウムイオン電池セルとモジュールを生産し、北米におけるステランティスの電気自動車生産需要の約40%を占める。同社は、戦略計画「デア・フォワード2030」の一環として、10年後までに米国とカナダの販売台数の50%以上を電気自動車にすることを約束している。工場の総建築面積は、付属構造物を含めて423万平方フィートに及ぶ。