BMWのCFRP製造ライン、RTM法による経済性と強度を両立[自動車業界60秒ブリーフィング]

熱硬化性CFRP(炭素繊維強化プラスチック)の製造方法には複数の手法が存在する。オートクレーブ法はプリプレグ(樹脂含浸済みCF素材)を用いて成形を行うが、この方法は素材コストが高く、設備投資も大きい。

これに対し、RTM(Resin Transfer Molding)法は、成形段階で樹脂を外部から注入し硬化させることで、プリプレグやオートクレーブ炉を使用せずにCFRPを成形する。この方法はコスト削減に寄与する。

また、VaRTM(Vacuum Assisted Resin Transfer Molding)は、RTMの一種で、樹脂注入時に真空引きを行いながら成形することで、製品の強度と精度を高める技術である。航空機部品の製造などにも採用されている。

詳細を読む→外部から樹脂を注入し硬化させるCFRP製法、RTMとVaRTM:熱硬化性CFRPの製造方法(その2)

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