日産が刷新したe-POWER:新型ノートでの技術革新を読み解く[自動車業界60秒ブリーフィング]

日産のe-POWERは、シリーズハイブリッドの技術として、EV(電気自動車)への移行期における架け橋的な存在からスタートし、日産のコア技術としての地位を確立してきた。この技術は新型ノートにおいて、大幅な刷新を遂げ、e-POWERの新章が始まった。特に、モーターやインバーターの設計が新しくなり、これらの電動部分が小型化された結果、全体として12kgの軽量化を実現した。

この技術革新は、鉄損や銅損といったモーターの基本的な損失を減少させることにも寄与している。また、ローター表面には磁束の向きをコントロールするための微細な溝が追加され、これにより効率と音質がさらに改善されている。モーターに関するさまざまな改良は、日産がe-POWERを自社のコア技術としてさらに発展させようとする戦略の一環であり、今後はセグメントごとに最適化されたe-POWERのバリエーションを展開していく予定である。

詳細を読む→モーターもインバーターも新設計で”エンジンがかかった感じがしない”クルマに

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