アイシン製、1モーターハイブリッドトランスミッション解析[自動車業界60秒ブリーフィング]

アイシンがPSAグループに供給する1モーターハイブリッドトランスミッション、AWF8G30h型は、電動化時代におけるステップATの進化形として位置づけられる。8速オートマチックトランスミッションに1つのモーターを組み合わせることで、油圧制御のATと電気制御のモーターの異なる応答性を融合させ、それぞれのメリットを最大化している。このトランスミッションは、DS7クロスバックやプジョー3008GTハイブリッド4などに搭載されるプラグインハイブリッドシステムの核となっている。

AWF8G30h型は、従来のAWF8G30型8速ステップATをベースにしており、トルクコンバーターをモータージェネレーター(電気モーター)に置き換えたものである。このハイブリッドシステムはP2配置を採用し、1モーターのみを使用することで、車重があって出力が大きい車両に適しているとされる。1モーターシステムの採用理由として、従来ATの変速フィーリングを保ちつつ、エネルギー効率と静粛性を高めるための工夫が施されている。

詳細を読む→電動化時代のステップATのありかた:アイシンの1モーターハイブリッドトランスミッション

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