スバルの電動化戦略は「エネルギー効率だけを追いかける電動化にはしない」という信念に基づいている。彼らは2030年までに販売車両の40%以上をxEVとし、2050年までにWell to WheelでCO2を90%以上削減することを目標としている。
スバルは1980年代後半から電動車両の研究を開始し、鉛酸電池やニッケルカドミウム電池の時代から、リチウムイオン電池への移行を経て、さまざまなxEVの開発を進めてきた。2013年には「XVハイブリッド」を発売し、2018年には「e-BOXER」へと進化した。e-BOXERは出力10kWの電動モーターと2.0ℓのエンジンを組み合わせ、電池にはリチウムイオンを採用することで燃費効果を向上させた。
スバルの電動化戦略では、電池の選択も重要であり、マイルドHEVとストロングHEVでは瞬発力のある出力型電池を、BEVとプラグインHEVでは持久力のある容量型電池を使用する。電池の調達先も慎重に選定している。
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