ホンダのLFC型e:HEVエンジンは、排ガス規制とパフォーマンスの両立を実現した画期的なエンジンである。これはシビックe:HEVに初搭載され、今後CセグメントやDセグメントの車種にも広く採用される予定だ。
LFC型エンジンは2.0ℓ直列4気筒の自然吸気エンジンで、前型のLFA/LFBと同様の排気量を持つが、燃料噴射システムがポート噴射から直噴に変更された点が大きな特徴だ。
この直噴システムは最大燃料噴射圧35MPa(350bar)で、燃料を均質にかつ効率的に燃焼させるために高燃圧かつ多段噴射、高流動の吸気ポート、流動を保持するピストン冠面形状などが採用されている。これにより、低回転高負荷時には最大4段噴射が可能で、燃料を無駄なく燃焼させる技術を実現している。
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