自動運転ソフトウェアを進化させるAutowareの全貌、ティアフォーの革新力[自動車業界60秒ブリーフィング]

ティアフォー(TIER IV)は、自動運転技術の発展において、世界初の自動運転用オープンソースソフトウェア「Autoware」を開発・公開し、その名を広めている。同社は、自動運転のシステム開発における時間と手間を軽減するため、このオープンソースソフトウェアを提供し、誰もが自由に利用できる環境を整えている。

Autowareは、自動運転の基本機能を網羅しているが、個々の用途やハードウェア構成に合わせた最適化が求められる点が特徴であり、この部分での商用化やサポートがTIER IVのビジネスモデルの柱となっている。

TIER IVは、Autowareを基盤に、商用レベルでの製品化を実現するためのソフトウェア「Pilot.Auto」や、関連する開発キット「Edge.Auto」なども提供している。これにより、自動運転システムの設計から実装までを一貫してサポートし、迅速かつ効率的な開発が可能となっている。

また、同社は自動運転用のハードウェア開発にも着手し、自社製の高解像度HDRカメラや車載コンピューターなどを提供しており、自動運転の実証実験を進めている。ティアフォーは、これらの取り組みにより、自動運転技術の普及を加速させ、国内外の産業界で大きな存在感を示している。

詳細を読む→世界初の自動運転用オープンソースソフトウェア「Autoware」で自動運転技術を変えるティアフォー【AD/ADASの現状をおさらいする Vol. 2

キーワードで検索する

著者プロフィール

Motor Fan illustrated編集部 近影

Motor Fan illustrated編集部