トヨタが認めたセキソーの制音技術、センチュリーに採用[自動車業界60秒ブリーフィング]

株式会社セキソーは、紙製品製造の伝統を活かし、環境負荷の低減と自動車の騒音問題に挑む企業である。同社は「制音技術」を駆使し、静穏化が進んだ自動車における新たな騒音問題に対応している。

この技術は、音響工学を基にした材料開発や信頼性評価に基づき、車内外の騒音を心地よい音へと変換することを目指す。特にトヨタ自動車との協力により、セキソーの音関連部品が新型センチュリーに採用されるなど、高い評価を得ている。

EV化により車内の静粛性が向上した一方で、従来は気にならなかった音が新たな騒音として認識されるようになった。セキソーは、リサイクル素材を使った不織布製の空調ダクトやアンダーカバーを開発し、軽量化と低騒音化を実現した。

この技術により、車の部品がより静かで環境に優しいものとなり、さらにはプラスチック廃棄量の削減にも貢献している。

詳細を読む→トヨタが認めた「制音技術」自動車の静穏化と新たな騒音問題に挑む株式会社セキソー

キーワードで検索する

著者プロフィール

Motor Fan illustrated編集部 近影

Motor Fan illustrated編集部