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衝撃のファミリア3ローター700馬力仕様
超オバフェンに収まるリヤタイヤは片側2本仕様!?
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カナダのブリティッシュコロンビアで20年以上続くホットロッドのプロショップ“ホット・ロッズ・レストス”が製作した1972年式R100(ファミリア・ロータリークーペ)の登場だ。
手数の多さとディティールへの拘りは、度を越したレベルに到達。製作には2年を要したという。初めて手がけた日本車のベース車としてR100を選んだ理由は、単純に好きだったからとのこと。
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エンジンは10A型2ローターから20B型3ローターに換装され、ボルグワーナーのS400SX-Eタービンで過給。マイクロテックのLT-16Cフルコンで制御され、最大ブースト18psi(約1.26キロ)で700馬力を発生させるモンスターだ。
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トランクルームにはエタノール燃料(E85)を使用するフューエルシステムを構築。リンクのレイアウトから作り変えたリヤサスペンションもカスタムメイドとなる。
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トレメックのT56ミッションが剥き出しで置かれた状況を、どう理解すればいいのか思わず悩んでしまう室内。シャーシは4130クロモリ鋼管で完全にイチから作り直されている。
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助手席側に飾られたゴールドの物体はLT-16Cフルコン本体。全てのパーツを魅せ要素としてデコレーションしているのだ。
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シートはドラッグレース御用達の“KIRKEY”というメーカーが販売している軽量アルミ製のレーシングモデルを採用する。
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クイックチェンジデフが存在感を放つリヤサスは、もちろんフルカスタム仕様だ。これは、高出力エンジンに対応するためのキャパシティアップと、走行時の直進性&トラクション性能の向上を目的としたチューニングだ。
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ホイールの純正サイズを基準にすると理想的なロープロファイルのタイヤが使えないということから、「じゃあ手に入るタイヤのサイズに合わせてホイールを作っちゃおう」という発想でオリジナルリムを製作。「どうせなら目一杯ワイドにしたい」ということで、リヤタイヤは205/40R16を2本並べた大型トラックのようなデューリー仕様に変更!
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ワークスフェンダーやダックテール風のリヤスポイラーなど、どことなく日本の“街道レーサー仕様”を匂わせつつ、最新のチューニング技術でまとめあげられたR100のホットロッドスペシャル。SEMAショー2018において、その年のベストカーを決する「バトル・オブ・ビルダーズ」でトップ4の栄冠を手にしたのも納得だ。