「純正品質のシルビア用ダッシュボードがついに登場!」その他絶版部品も多数展開【東京オートサロン2023】

コアサポートは破損部分のみの購入も可能

180SXヘッドライトモーターも自社で新規製作!

新進気鋭のシルビア専門ショップ“ガレージマリン”が、シルビア&180SXのレストア時に重宝するであろうオリジナルパーツの数々を東京オートサロン2023で発表した。

まず注目したいのは、S13〜S15に対応したオリジナルのダッシュボードだ。驚くべきことに、素材はFRPではなく純正同様の樹脂製でプレス成形によって量産するというのだ。ブースには試作品が展示されていたが、形状はS15シルビア純正をベースにしたオリジナルで、メーターフード部を低くするなど現行車に近いデザインへとアップデートされていた。なお、製品版ではセンターコンソール周りも一体になるとのこと。

「弊社は“レストモッド”と呼ばれる近代化改修を行なったシルビアの販売をメインとしています。なので、このダッシュボードもなるべく現代風のデザインとしました。製品版は純正同様のシボを持つブラックで仕上げますよ」とは、ガレージマリン上塚代表。

ちなみに、この製品は“売りっぱなし”ではなく、ダッシュボードの入れ替えから各パーツのセットアップ、異音対策まで含めてガレージマリンが全ての作業を行うシステムを採用する。トータルコストは100万円に達するそうだが、それだけのクオリティというわけだ。

製廃扱いとなっているコアサポートもオリジナル(S13〜S15対応)を開発。クラッシュが多いドリフトシーンまで想定し、製品はトップ、ミドル、アンダーの3分割構造を採用しているのがポイント。価格は9万200円で、各パーツの単体購入(トップ:2万6400円/ミドル:2万9480円/アンダー:3万9600円)も可能だ。

180SXに対応する互換代替部品のリトラモーター(開発中)も見逃せない。「リトラクタブルの開閉」という基本機構は純正と同様だが、部品精度や耐久性、防水性能などを現代基準で製作しつつ制御もデジタル化。令和版へと進化を遂げたリトラモーターなのである。

この他、ガレージマリンでは、純正置き換えで使えるリヤシートや内張りなどの製作も計画中とのこと。これまでに無い新たな発想で進められているレストモッドプロジェクト。その動向にはますます目が離せなそうだ。

●問い合わせ:ガレージマリン 愛知県名古屋市名東区猪子石2-1610 TEL:052-737-3172

【関連リンク】
ガレージマリン
https://garage-marine.jp/

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