目次
GRスープラと絶妙のマッチングを見せるボルク渾身の2×5デザイン
極限まで研ぎ澄ました機能美
ストイックに走りを突き詰める第一線から遠ざかっても、魅せるだけではなく性能も十二分に満たした足元が欲しい。そんなユーザーニーズを満たすため、美しさありきのデザインアプローチではなく、スポーツホイールとしての機能ありきで美しさを引き出していくのがボルクレーシングのGシリーズだ。
鍛造製法、そしてモータースポーツで使用される最新の解析技術が駆使されたGシリーズには、これまでG25、G16といったスポーク構成由来のネーミングが与えられてきた。
しかし、圧巻のスリムスポークを有する2×5デザインの今作は、Gと25の間に0が追加されている。この意味は、ずばり最強の継承だ。スポーツホイールの究極を目指して製作されたTE037 DURAと同じく、伝統を重じながら革新を図るチャレンジスピリット“ナンバリング0”が与えられたのである。
実際、G025で具現化されたデザインは研ぎ澄まされたアグレッシブスポーツと呼んでも決して過言ではないだろう。
“ナンバリング0”の代名詞とも呼べるウエイトレスホールとともに描き出す独創的なセンターパートは、ブレーキシステムを魅せることまでも視野に入れたもの。また、2×5デザインでリムフランジへと伸びやかに展開していくスポークは、スポーツホイールとしての性能要求値を満たしつつ、従来技術でのアプローチなら6.5mmが限界となるスポーク幅を5mmという極限のスリムさへと攻め込んだ。
今回はGRガレージ神戸垂水の新型GRスープラへとG025をマッチングしてみたが、グラマラスで躍動感あるボディラインにドンピシャなアダルトスポーティな足元を楽しめた。ちなみに、サイズはフロント9.0J×19+27(フェイス3)でタイヤサイズは255/35R19、リヤは10J×19+33(フェイス4)でタイヤサイズは275/35R19だ。
光の受け方で陰影が変化するフォーミュラーシルバーとレーシングコンケイブは、スポークのスリムさと深みを全面へ押し出し、メカニカルなセンターパートが凛とした逞しさで全体を引き締める。
深リム仕様“G025LC”の鮮烈デビューや18インチモデルの追加など、何かと話題に事欠かないG025シリーズだが、今一度、原点に立ち返ってみると、あまりの完成度の高さに驚かされる。そしてその魅力は褪せるどころか、今ますます輝いているようにも思う。
製品仕様
価格:10万8900円〜13万9700円
サイズ:18×7.5J〜20×12.0J
カラー:マットガンブラック/リムエッジDC、シャイニングブラックメタル/リムエッジDC
●問い合わせ:レイズ TEL:06-6787-1110
●撮影協力:GRガレージ神戸垂水 神戸市垂水区名谷町字寺池1464-3 TEL:078-771-5878
【関連リンク】
レイズ
https://www.rayswheels.co.jp/